【タイトル】 マスカレイデッド
【ジャンル】 成年コミック
【漫画作者】 心島咲
【発売日】 2017年 2月
【掲載誌】コミック Mate L
【構成】 全9話/オムニバス
究極的に外道で鬼畜なストーリー
エロあり、グロあり、悲劇あり
アブノーマルすぎる世界へGO!
レイプ/輪姦/イタズラ/アナル
▼ あらすじ
● チャイルドマレスター
とある女の子を自宅に連れ込んだ男、毎日のように穴という穴を犯し、その一連の行為をビデオ撮影。それでは飽きたらず集団でレイプ。1年後にはお腹がふくらみはじめ……
ちなみに「マレスター(molester)」とは、女子供に性的イタズラをする鬼畜のこと
● マスカレイデッド 前編
学校のトイレの便槽(ぼっとん式トイレ)から、女児の腐乱死体が発見される
亡くなった少女・由佳ちゃんの幼なじみだった少年は、彼女との思い出を回想しつつ「どうやって犯されたんだろう……」と想像しながら思わず射精
そして全裸クラスメイトをトイレの中で次々犯してゆく妄想にふける……
● マスカレイデッド 後編
続いて女児の首つり死体が発見されて大騒ぎに。自分の妄想と亡くなったクラスメイトの姿がリンクして重なる少年「自分の仕業では?」との思いにとりつかれてしまう
ふらふらと林の中を歩いていると、目の前には大人にイタズラされ放心状態の少女が。少年は、泣き叫ぶ彼女を押したおし……
ちなみに「マスカレイデッド」とは、「masquerade (見せかけ・虚構・仮面舞踏会)」と「dead」を組み合わせた造語だと思われる
● イタズラザカリ
女子グループからハブられてボッチの女の子。先生からはイタズラのターゲットにされ、「寂しいから」と男子に混ざればオモチャにされ輪姦される
卒業するまで学校中の男子たちの肉便器にされたという……
● 柊1 -柊-
家庭内暴力で母を亡くした智子ちゃん。児童養護施設にあずけられるも、施設にあずけられた女の子・桔梗は職員にレイプされてかお腹がふくらみかけていた
身重な桔梗をかまわず犯す男たち、智子もその輪に加えられ処女を失い、アナルを貫かれ、痛みのあまり気絶してもまだ犯されつづけ……
● 柊2 -牡丹-
智子は「柊」という源氏名をつけられ売春婦として男たちの相手をさせられることに。そんな彼女を優しく気遣ってくれたのは同じ境遇の牡丹ちゃん
破瓜の傷が生々しい柊に替わり、男の子(男娼)の相手を買って出た牡丹。たわわな乳房とたくみなフェラで射精させる一方、アナルを責められ……
● 柊3 -花梨-
タンカで運び込まれた桂ちゃん。客の男に拉致監禁され、逃げないように両足の腱を切られ、失明して舌まで抜かれていたという
そんな桂の姿に、自分たちの未来を重ねわせずにはいられない売春宿の少女たち。花梨は、男たちに気に入られようと必死で媚びを売るが……
● 柊4 -銀蘭-
戦後の混乱期、母を殺され売春宿に売り払われた中国人の少女・銀蘭
言葉も不自由なのに健気ながんばり屋さんの彼女。しかし戦争で心を失った元軍人たちには関係なし、散々銀蘭をなぶったあげく、彼女の首元に軍刀を当て……
● 柊5 -智子-
友達は無残に殺され、施設ではイヤイヤ男たちの相手をさせられ、お遣いに出れば「娼婦の子」として悪ガキたちに犯される毎日に、正気を失ってゆく柊(智子)
そんなある日、いなくなった桂を探していると倉の中で彼女を犯す異形のバケモノを発見。それは何十人と少女を殺して呪いを受けた院長の息子だという
その姿を見て一計を案じた花梨、その倉に火を放ち……
▼ 感想と評価
おそらくこれ以上なないであろうというくらい鬼畜で外道なストーリー
そのターゲットが年端もゆかない少女というのがムネの悪さに拍車をかける。それはそれとして性欲は別物、チンポが反応してしまうのは男の悲しい性(サガ)
スカトロ的表現もあるにはあるけど、実際の映像にはしていないからギリギリOK。この作者、以前はスカトロシーンも普通に描いてたから……
その他にも使用済のナプキンとか、おもらしシーンとか、際どい表現をふんだんに取り込んだこの作品。受け入れられるかどうかは微妙なところ
好きな人には大好物、嫌いな人は見るもイヤ
おそらく2極化すると思う
でも「心の痛みと性欲は別モノ」と、ここまで思い知らせてくれるエロマンガは他にないね。悲壮な物語の中にあって立つものは勃つんだから
ともすると、これを受け入れられるようになった人間的には末期なのかも……
それでも読んでみたいと言う人は覚悟をもって見たほうがいいよ。悪夢のような人間の本質、とくに男の救い難い本性がそこにあるから
【ストーリー評価】★★★(Excellent!!)
【実用度 (エロさ)】★★★(Excellent!!)
◆◆◆ マスカレイデッド ◆◆◆
【漫画作者】 心島咲
【発売日】 2017年 2月