【タイトル】 性女たちの子守歌
【ジャンル】 成年コミック
【漫画作者】 奇仙
【発売日】 2019年 4月
【掲載誌】 COMIC バベル
【構成】 全10話/オムニバス
カマキリ女、年下彼氏を食らう
童貞男、SNSで知り合った少女と…
尻軽妹とオタク姉、壁越しの攻防戦
元カノと元々カノジョの乱れた夜
夢見る初体験・年の差カップル
▼ あらすじ
● 蝙蝠女(かまきりおんな)。
エンコーやってる友達から「楽して稼ぎたくない?」と誘われたあーちゃん
「誰が知らないオッサンとなんか…っ!」と内心毒づきながらも「…でも、お金は欲しい」と淡い期待を込めて会ってみることに
しかし、現れたのはバーコードハゲで小太りな中年オヤジ
生理的に受け付けない
ところがこのオヤジ「社会勉強のため、息子の筆おろしをして欲しい」とかなんとか
オヤジの自宅で引き合わされたのは、彼女好みの美少年
実は、年下が大好物のあーちゃん
この美少年を自分好みの男に育てるために、
「ねぇ 知ってるかな? カマキリのメスはね、交尾中にオスのことを食い殺すの…ヤリ逃げするオスを許せないんじゃないかと私は思うの」と……
● 続・蝙蝠女。
そんなこんなで、バーコードオヤジの息子を手懐けたあーちゃん
年下彼氏とのセックスにハマりまくって、ちゃんと避妊しようとする彼を制止して「今日は生でしちゃおっか?」と
欲望の命じるままに中出し、そして……
● 神待ちラプソディ
コンパが大失敗に終わってため息ついていた男
数か月前にSNSで知り合った女の子から「今日会えない?」と連絡が来て、合コンの憂さ晴らしを兼ね、会ってみることに
「初めまして マコで~す」と
現れたのはガキんちょ、明らかに未成年
「犯罪になるんじゃねーのか これッ! 断らねば」なんて自問自答しながら、結局なにも言えずに宅アパートへとご案内
風呂上りのマコちゃんは、思った以上に色っぽく
気が動転した童貞男子、となりの布団で眠りはじめた彼女に……
● 壁の耳ありエロに目が無し
「おかーさーん 今日さ 彼氏来るから~」とアクビしながら起きてきた妹に、
「けっ 尻軽がっ」と心の中で悪態をつく姉
仲の悪い、とある姉妹の一日
彼氏が来るなり、さっそく乳繰り合い始めたとなりの部屋(妹の部屋)に、読書(同人誌)に集中できずモンモンとする姉
仲間を集め、壁越しにひたすら冷やかし罵倒する作戦に出ることに
ところが、手伝いに来てくれたのは気弱な後輩男子ただひとり
冷やかすどころか、となりの音声にエレクトする始末
そんな後輩くんの興奮が伝わったのか、お姉ちゃんも怒りを忘れてエッチな気分に……
● 元々彼女
友達と深夜までカラオケ、終電逃した女・あい
元カレ・あつとのところに泊まりに行くも、別れたと聞いてたはずのカノジョと、ちょうど「野暮用」とかなんとかで鉢合わせ
「元カノのかなえです 初めましてー」
ふざけた自己紹介にイラっ、ちょっと苦手なタイプだった
結局、あつとの部屋で3人泊まることに
ところが、彼女が寝ているすぐ横でおっぱじめた2人
スキモノそうな顔したかなえから「私たちと一緒にしようよ」と3Pのお誘いが……
● チャーム・ポイント
高校時代のセンパイから呼び出された後輩くん
7年ぶりの再会、すっかり大人の女になったセンパイと、近況報告やら仕事の話やら
あちこち飲み歩いて3軒目に突入
眉間にしわを寄せながら、二股かけられた話ばかり繰り返すようになったセンパイ。フラフラで歩けない彼女を部屋まで送り届けた後輩くん
すぐにベッドで眠りはじめたセンパイの、たわわなオッパイに下心
カノジョと別れて久しかったせいか、
「ご褒美だ 介抱だ」と自分に言い聞かせながらブラを外してモミモミ
さすがに目を覚ましたセンパイ
とっさに抵抗したものの、酔いが回っていたのと、意外と気持ち良かったのとで……
● 本日も雨天なり
「白馬の王子さま願望」がある乙女・夢子ちゃん
お城のようなラブホテルで、優しい彼氏と初エッチ
何気なくつけたテレビから流れてくる生々しいセックス(AV)にアタフタしながら、初めてのセックスでオーガズムを経験
病みつきになってしまう
以来、ラブホに入るたび、備え付けのAVに没頭するように……
● テイクアウト
ひときわ大きなオッパイが目をひく新人ウェイトレス・茉唯(まい)
客からウワサされるたび、恥ずかしさで顔がまっ赤に
職場でナンパしてくるセンパイ・サイガに「迷惑なんで止めてください。あんまりしつこいと店長に言いつけますよ」と
きっぱり断わる強気なタイプ
とある日
レジの紙を倉庫から持ってくるよう頼まれた茉唯
どこに何があるか知らないまま、ひとりで探すも、足を滑らせ後頭部を強打……しそうになったところを、受け止めてくれたのはサイガ
彼女のあとをつけていたこの男
ここぞとばかりにオッパイもみもみ
手ごたえあり(ヤレそう)と見るや、騒き出した彼女の口を塞いで……
● 春勃ちぬ
頼まれたら断れない女・谷川さん
担任から頭を下げられ、病欠が続いている村井(幼なじみ)の様子を見に行くことに
「担任から言われて来たんだけど」と思いやりの欠片もない
「…引くなよ、事実なんだからよ。実はな…」と見せられたのは勃起したおチンチン。オナニーしても何しても治らないんだとか
「肉眼で見れば治るかも(ネットのエロ画像じゃなくて)」と
オナネタになってくれるように頼まれ、
断りきれずに「触るのは禁止だからね!」とパンチラ
しかし余計に治まりが付かなくなってしまった村井くん、約束を無視して……
● 愚直とともに
とある年の差カップル
行く先々で「ひょっとして娘さんですか?」と間違えられるくらいの
出会ったキッカケは、料理が趣味の後輩に、料理教室に付き合わされたとき
エプロン&頭巾姿が「…すいません。あまりにもお似合いで つい」と彼女に笑われて
デートを重ねるたび、惹かれ合っていった2人
でもって、ラブホじゃない、普通のホテルで初エッチ
年だけあってテクニックはある男、でも体力が続かず一発KO
しかし、若い彼女はまだまだ足りず。ゼーゼーと息を切らす彼に、馬乗りになって……
▼ 感想と評価
コミカル、シリアス、ホラーに純愛
いろいろアリな成年コミック
どの話も面白かったけど、やっぱり一番インパクトがあったのは1話目「カマキリ女」
ルックスは清楚で可憐だけど、中身は毒々しい女子高生あーちゃんが、ゲットした年下彼氏を自分好みに教育しようとするおはなし
ヤリ逃げした男たちに対する彼女の憎悪がひしひしと伝わってくる
3話目の「壁の耳ありエロに目が無し」はおバカで笑えた
オチで、尻軽妹に、勝ち誇った顔を見せるオタク姉が微笑ましい
エロシーンもすごくイイ
ムチムチな太ももが艶めかしいJKに、ナイスバディのお姉さんタイプ、細身でスレンダーなロリっ娘タイプもあり
どのタイプも魅力的に(エロく)見えるように上手く描き分けられてる
ストーリーもセックスシーンも大満足
文句の付けどころがないネ
という訳で、ストーリーとエロ、どちらも楽しみたいというワガママな人にも、自信をもってオススメできる一冊デス!
【ストーリー評価】★★★(Excellent!!)
【実用度 (エロさ)】★★★(Excellent!!)
◆◆◆ 性女たちの子守歌 ◆◆◆
【漫画作者】 奇仙
【発売日】 2019年 4月