あらすじと感想|エログロ漫画

reversible man3

 

 リバーシブルマン 3巻
【漫画作者】 ナカタニD.
【ジャンル】 エログロ漫画
【発売日】 2014年 12月
【掲載誌】 Webゴラクエッグ
【構成】 第1~11話

 

性犯罪者たちを次々断罪していった正義の女神テミスこと梶井マリア、娘アヤカの妊娠を知るやその子を殺そうと包丁を向ける。その事情は全て18年前の監禁レイプ事件とつながっていた……

 

▼ あらすじ

 

● 第1話 監禁と拘禁症

 

1995年

 

関西地方は未曾有の大震災に襲われ、同じ年に新興宗教によるテロ事件まで発生、社会もマスコミもてんやわんやの大騒ぎ

 

しかし、その騒動にかき消された凶悪事件があった

 

とある未成年の男に拉致監禁されていた女性・梶井マリア

 

約20日間にわたり男たちに輪姦・レイプされつづけ、あらゆる暴行と凌辱の限りを尽くされてのち、みずからの足で警察へとかけ込む

 

身体じゅうにある奇妙な斑点はタバコを押しつけられた跡

 

よほど乱暴に異物挿入されたらしく膣は無残に損傷。膣壁の一部がやぶれ肛門とつながってしまい、もはや女性としての機能は果たせない

 

犯人は全員19歳以下の未成年だったとか……

 

しかしマリアの母は、肉体的損傷のみならず精神的なケアも必要な彼女を有無を言わさず自宅へと連れ帰ってしまう

 

娘マリアに司法試験を受けさせるため「梶井家のニンゲンは被害者であってはいけないのです。あなたは弱者を守るための人間なのだから」と……

 

ナカタニD リバーシブルマン 第1条 画像1 ナカタニD リバーシブルマン 第1条 画像2

 

 

 

● 第2話 膣(なか)出しと少年法

 

法廷に出て証言する覚悟のマリア

 

包帯を解き身体じゅうにある屈辱的なアザを母に見せ「これがあたしのされたことです」と訴える。しかし「そんな傷はいずれ癒えます」と取り合ってもらえない

 

子供のころから母に褒められることだけが全てだった彼女

 

母の言葉には逆らえなかった……

 

 

弱者を守るのが梶井家の使命、守るべき弱者である未成年たち

 

被害者である彼女が、人間性の欠片もない鬼畜の所業をしでかした加害少年たちを守るため、我慢を強いられなければならない……

 

その矛盾を抑えきれなくなったマリア、とつじょ手首が裂け文字のような形をした血が噴出。ウラガエリの症状が現われはじめる……

 

ナカタニD リバーシブルマン 第2条 画像1 ナカタニD リバーシブルマン 第2条 画像2

 

 

 

● 第3話 刃のない剣と墓守娘

 

ウラガエリの症状をそのまま医者に訴えたマリア

 

それを「精神的な影響」と判断した医者は心のケアを受けさせるよう説得するも、マリアの母は頑として受け入れない

 

応急処置として、環境を変えてホテルで勉強させることに

 

ところがたまたま入った近くのファミレスで、その声から加害少年のひとりだと分かったマリア「ぜったいにゆるさない!」と杖で殴りかかる

 

しかし私的制裁が許されるはずもなく、結局は制止されて泣き寝入り……

 

吐いて倒れて、そのまま病院へと運ばれてしまう

 

ついには「コロセ、コロセ…ヒトリタリトモ赦スナ」次第に大きくなる“内なる声”にさいなまれ、錯乱して屋上から転落……

 

 

 

● 第4話 妊娠とお母さん

 

病院の屋上から転落するも、奇跡的に命に別条はなかったマリア

 

ところが精密検査の結果、妊娠していることが発覚する

 

すぐさま堕胎するよう求める母、しかし「母体保護法というものがありまして、22週を過ぎるといかなる理由があっても許されないことで……」とのこと

 

 

その間、病室から抜けだし“内なる声”にあらがっていたマリア

 

「法ハオマエヲ守ラナイ、法ハオマエスラ守レナイ、オマエノ正義ハ母ノナリタカッタ正義、オマエノ正義ハ母ノミガワリノ正義、母ノ為ノ人生……」

 

ついに内なる声に屈服、ウラガエってしまう……

 

 

 

● 第5話 刷り込み弱者と象徴

 

 

再び母の前に姿を現したマリアは全くの別人になっていた

 

タバコの跡でボロボロだった皮膚はキレイに入れ替えられ、母の支配からも完全脱却し「ずうっとお母さまが言ってた弱者って、お母さま あなたのことですね」

 

へその緒をぶち切ると、ぶら下げていた胎児を母に向かって投げつける

 

そして己の正義を貫くために「あたしはテミスになる」と……

 

 

 

● 第6話 刑量と正義そのもの

 

それから2年後の1997年、検事としてデビューしたマリア

 

「おい、知ってるか。今度の新人にスゲーやつがいるんだって?」とさっそくウワサに

 

特に性犯罪に対しては厳しい態度を見せる彼女。前例に反した過剰な求刑に、むしろ刑期が軽くなり執行猶予つきになってしまう

 

しかしそれこそ彼女のねらい

 

世に放たれた性犯罪者を断罪すべく「本当の正義・女神テミス」が動きはじめる……

 

 

 

● 第7話 弱者救済と頭蓋骨

 

拉致した男(性犯罪者)を長年放置されているビル建築現場に連れ込んだマリア

 

肉叩き用のハンマーで顔を潰してのち、身体じゅうの骨を叩き潰してゆく

 

そこに現われたのは、この場にはあまりにも不釣り合いな金持ちそうなスーツの男。右手にはステッキ、左手にはワイングラスを手にして

 

「わたしは肆矢(よつや)と申すつまらないニンゲンです」と自己紹介

 

「アナタ、無花果の香りですな。わたしは鼻が効くのが特技でしてねぇ、わたしの仲間と同じニオイが感じられる」マリアがウラガエリであることを知っているかのごとく

 

次いで「アナタの肉親…母親との確執…精神的虐待……?」とマリアのアタマの内側まで見通してみせるニンゲン離れした肆矢

 

帽子の下の頭部は半分が欠けていた……

 

 

テミス(マリア)をビル内のアジトへ招いた肆矢、レイプ男への拷問の総仕上げとして水酸化ナトリウムの風呂に沈めて「踊り消し」をご披露

 

文字通り、男はもがきながら溶けて消えてしまう……

 

ナカタニD リバーシブルマン 第7条 画像1 ナカタニD リバーシブルマン 第8条 画像2

 

 

 

● 第8話 予言と笑顔

 

肆矢のアジトにて

 

集まっていたのはウラガエリの兵器化を図る社長(1巻参照)

 

ロクが追っている5人のカタキのひとり呉(2巻参照)

 

宗教団体の指導者を手なずけ裏から牛耳り、日本の株価をけん引するITバブルの立役者たちをクスリとセックスで籠絡して……

 

そしてまたひとり

 

裁きの女神テミス(マリア)をそのメンバーに迎え入れるのであった……

 

 

 

● 第9話 石女(うまずめ)と呪文

 

ひき続き肆矢のアジトにて

 

若い女たちの腕を切り落とし、脚を切り落とし、ダルマにして「穴」として海外に売り飛ばす肆矢。ロクの妻もこの男が同じように海外に売り飛ばしたと言う

 

その時はじめてウラガエリなる現象を知ったとも(ウラガエるロクを見て)

 

「最愛の妻を穴道具にされる、あれはなかなか面白かった」と邪悪な笑みを浮かべて……

 

 

それから2年後、1997年

 

マリアは出ていったまま戻らず、歴史ある梶井家の法律事務所はたたまれることになり、屋敷も何もかも売却することに

 

それを「全てあの娘(アヤカ)のせい」と憎悪の視線を向けるマリアの母

 

「もうこれ以上の屈辱は耐えられない…梶井家は本当にすべてを終わらせなければならない」とアヤカを締め殺そうと手をかける

 

しかし、じたばた苦しむアヤカが落としたかつての自分の写真、梶井家に嫁ぎ両親に虐待されておびえる自分の姿を見るやハッと我に返った彼女

 

「なぜ私はマリアに、私と同じ苦しみを強要してしまったのだろう。私一人では手に負えぬ梶井家の業を押しつけてしまったのではないか……

 

あれほどの事件にまきこまれてしまったマリアに、なぜ……

 

せめてあのとき私が何よりすべきだったことは、ただ抱きしめてあげることだった……」

 

後悔とともに孫娘のアヤカを抱きしめるのであった……

 

 

 

● 第10話 感謝と根絶やし

 

マリアを監禁暴行した男たちの主犯格がいよいよ出所

 

肆矢の協力を得て、ファミレスで出会った警官(レイプ犯のひとり・3話参照)を脅して利用して、アジトへと拉致することに成功

 

ひとりは足をチェーンソーで切断されたうえ、ペニスの先端からおろし金のような丸ヤスリを突っ込まれ、直腸まで貫通させる

 

その後は「灰皿」としてタバコの火を押し付けられ続けて絶命……

 

マリアがやられたように

 

 

主犯の男は頭部の頭蓋骨を切除され、満腹中枢を摘出され、切り開かれた腹の直腸にダクトを接続されて、死ぬまでメシを食い続ける刑に

 

最後はその直腸を鉄アレイに巻きつけ、はるか下の地面へと落下させ(ビルの上にいます)腸をひき抜かれながら絶命する……

 

レイプに加わった100人超の男たちに次々裁きを下してゆくマリア……

 

ナカタニD リバーシブルマン 第10条 画像1 ナカタニD リバーシブルマン 第10条 画像2

 

 

 

● 第11話 稚拙な正義と審判

 

さらに時は流れて2010年

 

ダルマにされ、監禁され、売春させられていた女性13名を保護。例の工事途中のビル・肆矢のアジトが売春組織として摘発される

 

そんなことが行われていたとは露ほども知らなかったマリア

 

相手が誰であれ「性犯罪者には制裁」というのが彼女のウラガエリとしての欲求。彼女を導き協力してくれた肆矢と言えども例外ではない

 

すぐさま彼を問い詰める

 

こうなることを予想して期待もしていた肆矢、己の過去を語りだす

 

「私がはじめて穴として扱った女は、私を虐待しつづけた母親です。縛りつけ、生爪をはがし、少しずつ死に近づけながら息絶えるまで犯してやりましたよ (笑)」

 

テミス(マリア)の制裁を受け最後に一言

 

「バチを当ててやらなければならんのです…11歳の頃の自分に……

 

……あの時、お母ちゃんを凌辱し…人間としての尊厳を全て奪い殺してしまった。何があっても肉親だけは殺してはいけなかった……

 

母すら殺めた咎を… この私のDNAまで切り刻み… この世から抹殺するのです」

 

 

肆矢の残した言葉をムネに、改めて自分がなすべきことを認識したマリア

 

レイプ犯のDNAを受け継ぐわが娘・アヤカを迎えに現われる。祖母を亡くし一人きりになった15歳の少女を、いずれその手で抹殺すべく……

 

 

 

● 第9話(2巻の最後に戻って)完璧なお母さんと幸せな娘

 

マリアがアヤカを殺す前にしたかったこと、それは完璧な母親になること

 

マリアの母がそうしたように娘を虐待して支配して、孕んだ子供はお腹の中かからかき出して……「今のアンタの脅えた顔、昔の私にそっくりだわ」と

 

実の娘に包丁を突き付けながら

 

そんな母に「あの子(マリア)の人生をあの子に返してあげたい」と祖母の最後の言葉を伝え「私は幸せにそだったのよ、お母さん!」と訴えるアヤカ

 

「母がそんなはず…そんなハズ絶対にありえないっ!」

 

錯乱して娘にとどめを刺そうとするマリア、そこに現われたのは指名手配のかかったマリアを拘束しにきた警察官たち……

 

 

「梶井マリアはやめだ」と警察官を殺し、アヤカを連れて逃走したマリア

 

しかしさらに彼女の前に立ち塞がったのはロク

 

アヤカに差し出した例の刀仕込みの傘、抜くとGPSが起動するとか何とか

 

「何で血をわけた我が子を、目の色変えて殺そうとできる?」と尋ねるロクに「その血がモンダイなんだよ」と返すマリア

 

「この娘の血は、この世の罪人の象徴のような血なのさ…… そう言えばしつこく聞きたがっていたねぇ、教えてやろう。オマエの父親は……」

 

「……レイプ犯」と言葉を続けようとするマリアの口を塞いだのは、タバコの火を押しつけられボロボロになったマリアの手

 

ウラ返る前の彼女が、再びウラ返って自身を制止する

 

「この子にそれだけは絶対言ってはいけない!」と……

 

その手を振り払おうとするマリア、マンション屋上から転落してしまう

 

凶悪な少年犯罪に巻き込まれ身も心もボロボロになりながら、それでも正義をなそうと必死に検事を目指した梶井マリア。連続殺人犯としてその一生を終えるのであった……

 

ナカタニD リバーシブルマン 第9審 画像1 ナカタニD リバーシブルマン 第9審 画像2

 

 

 

▼ 感想と評価

 

「リバーシブルマン」3巻
感想は最終巻、6巻にまとめて書きマス。

 

【ストーリー評価】★★★(名作 !!)
【グロさレベル】★★★(激グロ !!)

 

 

◆◆◆ バーシブルマン 3 ◆◆◆

 

【漫画作者】 ナカタニD.

【発売日】 2014年 12月

 

 

 

 

 

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