【タイトル】 王様ゲーム 終極
【漫画作者】 金沢伸明・栗山廉士
【ジャンル】 エログロ漫画
【連載】 2012~2014年
【掲載誌】 E☆エブリスタ
【コミック】 全5巻 続編あり
クラス全員強制参加、究極のデスゲーム「王様ゲーム」の続編。転校した伸明の元に再び王様からの命令が届き……
▼ あらすじ
【 王様ゲームのルール 】
1.クラス全員強制参加
2.王様から届いた命令(メール)を24時間以内に実行すること
3.命令に従わなければ、罰がある
4.王様ゲームを途中でやめることはできない(着信拒否すると罰が下る)
【 1巻 】
クラスメイト全員、31名の犠牲者を出しながらひとり生き残った金沢伸明。地元を離れ県立呉広高校へと転校するが、ここでもまた「王様ゲーム」が始まってしまう。
王様からの命令「本田奈津子とキスしろ」を無視して罰を受けようとする伸明。しかし不意を付かれて奈津子にキスされて直後、クラス全員に王様からの命令が届き……
【 2巻 】
王様ゲームが始まり豹変した本田奈津子、「殺し合い」をさせて口減らしすべくクラスメイトを扇動。伸明と同じく、奈津子は王様ゲームの生き残り組だった。
クラス全員が敵に回る中、王様ゲームを終わらせる方法を探るため、唯一味方になってくれた赤松健太と共に再び夜鳴村を目指す……
【 3巻 】
夜鳴村にて、今は亡き恋人・智恵子の父の死体を発見した伸明。智恵子の父が夜鳴村出身であったことを知る。残された遺書には智恵子の母・奈津子の名も……
予定通り王様ゲームの手記を発見するが、唯一の味方だった赤松は罰を受けて死んでしまう……
【 4巻 】
右手の指を一本潰せば自分意外の誰かにプラス1ポイント、左手の指を潰せばマイナス1ポイント、マイナスになった者には罰が下るというゲーム。
奈津子は輝晃からマイナス4ポイントを食らうも、友人の指を全て潰してプラマイゼロへ。
助け合おうとする伸明に対し、「ひとりしか生き残れないのだから、楽に死なせてあげるべき」と反発する奈津子。生き残った9人は最後の地・亀ヶ首遺跡へと走る……
【 5巻 】
24時間以内に亀ヶ首遺跡にゴールできたのは5人。最後の命令は頭・胴体・両腕・両足を切断して一体の人形を作れてというものだった……
そして明かされる「王様」の真の正体、ケルドウィルスとは?
▼ 感想と評価
エグさ倍増の王様ゲームの続編「王様ゲーム 終極」がスタート。同じ王様ゲームの生き残り同士、伸明と奈津子との一騎打ちなんかもあり、さらに白熱した展開になっている。
「一人しか生き残れないのだから楽に死なせてあげるべき」と主張する奈津子と、打開策はなくとも協力して全員が生き残る道を探し続ける伸明。
最後の最後、必ずしも奈津子が悪とは言えない展開でちょっぴり泣ける。
でもって王様の正体は「自我を持つ新種のウィルス」、ケルドウィルスであることが判明。恐怖の感情で増殖するというこのウィルス、自ら変化しネットワークを通して自己増殖すると言う……
生物であるウィルスが、コンピュータウィルスのごとくネットを介して増殖っていうのが「?」だけど、その辺は追々解明されていくんだろうね。つまり、まだ終わりじゃないってこと。
自らがクラスにケルドウィルスをもたらしたことを知った伸明は……
続編「王様ゲーム 起源」で、王様ゲームの始まりの地・夜鳴村の真実が明らかになる。そして、夜鳴村の生き残りである智恵美の父・本田一成と「本田奈津子」の正体も……
【ストーリー評価】★★☆(良作!)
【グロさレベル】★★★(激グロ !!)
◆◆◆ 王様ゲーム 終極 ◆◆◆
【漫画作者】 金沢伸明・栗山廉士
【連載】 2012~2014年