【タイトル】 BLUE
【漫画作者】 山本直樹
【ジャンル】 エロい漫画
【発売日】 1992年 10月
【掲載誌】 ビッグスピリッツ 他
【構成】 全7話/オムニバス
エロあり、青春あり、ヤバイ話ありの短編集。高校生・灰野くん、楽しいことを求めて屋上のカギをピッキング。屋上のプレハブ・旧天文部の部室でクラスメイトの九谷さんからブルーというドラッグを勧められ……
▼ あらすじ
● BLUE
協調性C判定の灰野くん
学園祭中、楽しいことを求めて屋上のカギを針金でかちゃかちゃオープン
屋上には天文部のプレハブ
中では同級生の九谷さんがベッドで休憩中
2年前、酔っぱらった1年生が飛び降り実質廃部。そのまま放置されているとのこと
「これでSEXすると気持ちいい」と、ブルーというドラッグを勧められ……
そんなこんなで、彼女との密会(セックス)を続けていた灰野くん
普段は優等生然としているけれど、部室ではエッチで奔放な九谷さん
ブルーなるドラッグは、現役薬学部の天文部OBがわざわざ彼女に届けに来ていて……
● ヒポクリストマトリーファズ
ピンサロで2万、ボラれた上に相手はどブス
失意のどん底にいた男
ちょっと可愛いマッチ売りの少女(17)から「買ってくださいな」と言われて即買い
速攻ラブホに向かうも、彼女の自宅に案内されて
「母さんは明日まで帰ってきませんから。やさしくしてくださいね」と
マッチ売りの少女・マチコちゃんと一発……
ピロートークを始める2人
カレンダーの〇を「母さんを殺す予定なんです」と嬉しそうに語るマチコ
同情しつつも彼女のヤバさに気付いた男は……
● なんだってんだ7days
大学生にして将来への絶望を語る有賀くん
酔っぱらって寝ちゃったゼミ仲間・岡津さんを部屋まで運んでカラダの関係に
そのまま彼女の部屋に居座ることに
彼女も彼女で、イヤがる様子もなく毎日セックス
そんなこんなで七日目
有賀を追い出しに来たのは、ゼミ仲間の斧さん(37歳・主婦)
岡津さんの事情を語りはじめた斧さん
この一週間、遠距離の彼氏とケンカ別れしたのち、いろいろ悩んでいたそうで……
● 197×
映画好きの少年サカタくん
映画館で転校生のクラス女子・金丸さんに声をかけられ、来週一緒に見る約束をする
積極的な彼女に乗せられ、映画見ながらペッティング
そんな関係がしばらく続いたのち
「今日、うち親でかけてるから」と彼女の部屋で初体験
それから数日、映画館でエッチしているところを上級生の不良に見つかり……
● 激しい王様
とある国の王様。中学生なので、毎日中学校に通学
教師は媚びへつらい、女子たちは玉の輿ねらいで色仕かけ
体育中にユーワクされて、とりあえずセックスするも膣外射精
図書室でフェラチオされて、精液をスポイトで膣に流し込もうする女子を阻止
学校の執務室に現れた女は、さんざん弄んでのちアナル中出し……
唯一まともに話せる女は、同じ乳で育った(乳母の娘)鮫山だけ
しかし彼女、王様お付きの従者コンビにレイプされ……
● 希望の友
「海かぁ 何年も行ってねえな」と
テレビの水着女子を見ながらシコっていた男
ピンポンされてドアを開けると「人生に希望をお持ちですか?」と訪問勧誘の女
じっくり観察してのち、部屋に上げることに
「人間連帯永久精神衛生安全理論」なる女の語りをひと通り聞いてのち
「僕は、君のような人を待っていたのかもしれない」と
言葉巧みに女を丸め込んでゆき……
● ずびずば
理科室を掃除中、倒れて第二保健室に運び込まれた真名ちゃん
26クラスという生徒急増に対応して急きょ作られた保健室とか
見たこともない先生が「精密検査」を言い出して
誰だか知らない女生徒に説得されて
裸になった彼女、先生の手がお腹にずぶずぶめり込むや、大腸を摘出され……
▼ 感想と評価
かなり昔、30年くらい前(2021年現在)のエッチな漫画
ドラッグとか売春少女とか、ちょいヤバめなストーリー
意外と時差を感じないのは、単に私が今に時代に付いていけないだけかな?
「197×」の映画館とか不良とかはさすがに時代を感じたけど
人間のヤってる事自体は、30年くらいじゃ大差ないな、と
「希望の友」の勧誘女を丸め込むやり口なんかは、現代でも通用するかもね
久々に読み返したけど、なかなか面白かった
ヌキネタとしてもまだ使えなくはない。むしろ当時を思い出して興奮するような
興味ある方はぜひ!
【ストーリー評価】★★☆(良作!)
【エロさレベル】★★★(激エロ !!)
◆◆◆ BLUE ◆◆◆
【漫画作者】 山本直樹
【発売日】 1992年 10月