アンチックロマンチック
【漫画作者】 八月薫・秋津柊
【ジャンル】 エロい漫画
【発売日】 2003年 12月
【掲載誌】
【構成】 全9話/シリーズ
骨董品店でバイトの大学生・祐介。上司は同じ大学のハイソな先輩・聖衣子さん。何の目的で作られたのか、謎の骨董品が出てくるたび妄想たくましくしてエッチに利用。祐介にはラッキースケべのチャンス到来……
▼ あらすじ
● 第1話 古式アナル栓
小森祐介、田舎から出てきばかりの19歳
「萬国屋(ばんこくや)」という骨董店でアルバイト中
商品(骨董品)をネット販売するお仕事
社長は宮崎聖衣子22歳、祐介の大学の先輩で萬国屋から3分の屋敷住まい
倉庫の整理をしていたら「穴留栓(あなるせん)」なる骨董品を発見
形と名前からして、明らかにアレ
サドっ気のある聖衣子さん、ちょうど訪ねてきたの友達・由美子にムリヤリ……
● 第2話 ヌクヌクの像
会長(聖衣子の祖父)が持ち込んだ怪しげな人型の像
ボルネオ奥地に自生するヌクヌクの木から作られたとか
口にくわえたアイスキャンディのようなものが、いちいち落ちて収まりが悪い
股間にある穴にハメるとピッタリ
まるで勃起したペ〇スのように
このヌクヌクの木、細かい繊維質で水分を吸収すると膨張するらしく……
● 第3話 奇妙なスプーン
西洋美術の杉原美砂先生から頼まれごと
「お店の鑑定家に見てもらいたい」と手渡されたのは、スプーンのような骨董品
さっそく店に持ち帰った祐介
調べると、先のスプーン部分が脱着可能なからくり道具
聖衣子いわく「柄の部分の毛細管現象で直腸のアルコールを吸収する」とか
萬国屋まで訪ねてきた杉原先生が実験することに……
● 第4話 荒神ランプ
祐介のアパート、勝手に部屋まで上がってきた男
「これを買ってほしい」と取り出したのは荒神(あらじん)ランプなる骨董品
ランプをこすると「目の前にいる相手の願いが叶う」とか
通りがかりの女性に試すと、その場で発情して祐介のペニスをおしゃぶり……
なけなしの金、2万円で購入してしまった祐介
とうぜん2万円の価値はなし。ところが、由美子におねだりされ使ってみると……
● 第5話 お宝屋敷
ご近所の名家・上杉家から鑑定&回収依頼
わざわざ祐介を指名して
出迎えてくたのは、美人で評判の未亡人・麗子さん
彼女の夫が嫉妬深い人で、貞操帯を付けられたまま亡くなってしまったとか
その貞操帯のカギを探して欲しいと……
● 第6話 どこでもドア
男女の交わる彫刻が施された西洋のアンティーク扉
杉原先生がお買い上げ
取り付けを頼まれた祐介、ドアノブがすっぽり抜けてしまい大慌て
「思ったとおり、これは『どこでもドア』だわ!」と先生
ドアノブを抜いた穴にペ〇スを通して、壁越しでご婦人とセックスするための……
● 第7話 禁断のマトリョーシカ
先日売った遺品のひとつ、マトリョーシカを買戻しに訪れた麗子さん
カラダを開くとひとまわり小さな人形が、幾重にも入っているロシアの工芸品
この人形の小さいヤツから徐々に大きいヤツに
亡き夫が、彼女をアナル調教していたそうな。その続きを祐介にやって欲しいと……
● 第8話 カラクリトリス時計
会長の知り合いから買い取った鳩時計
若い恋人にプレゼントしたけど、結局逃げられてしまったとか
その若い恋人が、鳩時計を買戻しに萬国屋へ
鳩時計に仕込まれたカギを開けるとか、中には大中小3種のバイブが
これを愛用していた彼女、からくり鳩にお豆をつつかせるオナニー方法を……
● 第9話 手淫観音
理想的な指先で、世の女性を慰めるという珍品・手淫観音
結婚間近の看護師・蘭子さんに頼まれ譲ることに
「男の人に誘われると断りきれずセックスしちゃうんです」という彼女
観音様に「主人以外の人とはしない」と誓いと立てるも、最後に祐介をつまみ食い……
▼ 感想と評価
骨董品とエロを組み合わせたエッチなコメディ
実在するアンティークもあるけど、半分以上は創作じゃないかな?
「どこでもドア」なんて実際あったらぜひ使ってみたい
かなりのチン長がないと挿入は難しいだろうけど……
歴史とか科学とか、それっぽい解説を絡められるとなぜか信じちゃうんだよねぇ
エロだけじゃない、ストーリーもちゃんと面白かった
各話エロシーンは必ずあり。エロがメインと言ってもいいくらい
ロリタイプの女子大生・由美子ちゃんとか
アラサーくらいの熟れた助教授・美砂先生とか
マニアック過ぎるプレイを教えてくれる未亡人・麗子さんとか
準レギュラーのヒロインもいれば、一回こっきりの子もあり
メインヒロイン聖衣子とのエッチは妄想のみ、リアルではヤらせてくれんのよね、彼女
最終回で結ばれてハッピーエンドって感じかな?
【ストーリー評価】★★☆(良作!)
【エロさレベル】★★★(激エロ !!)
◆◆◆ アンチックロマンチック ◆◆◆
【漫画作者】 八月薫・秋津柊
【発売日】 2003年12月