あらすじと感想｜エログロ漫画

 

 

▼ あらすじ

 

● １巻

 

歌舞伎町サンライズマンション、通称ヤクザマンション

 

13階建てのマンションで一般の入居者は2割ほど

 

残り8割は、組事務所と組員住居、企業舎弟、タコ部屋、風俗店、賭博場などなど

 

「マンション内では銃器は使用厳禁」とうのが暗黙のルールとか……

 

 

 

 

あえて、そんなマンションを狙う窃盗団

 

ターゲットは、安生興業組長愛人宅の金庫に保管されている組資金３億円

 

計画を立てたのはジジイ。小柄で白髪、無精ひげの初老と思しき男

 

ピッキング役の井上、薬物中毒ながら腕は確か

 

死体処理役の昇(ノボル)、タンクトップの両腕に入れ墨がのぞく巨漢

 

同じく死体処理役の龍(りゅう)、スケコマシな中国人

 

この場にはいない殺し屋・イチは、ジジイの隠し玉かつ保険(裏切者対策)

 

まずは、イチが安生組長と愛人を暗殺

 

こっそり死体を処理して部屋はクリーニング

 

金庫の金は組長と愛人の持ち逃げとういうことにして、金庫の金を頂く作戦

 

計画通りに事は進んで……

 

 

 

 

安生興業の若頭(ナンバー２)、垣原雅雄

 

組長の失踪、金庫の金が無くなっていることに気づくも時遅し

 

ガード役だった下っ端組員に、亀頭ピアスの刑

 

「痛みってのは怖がるもんじゃねぇ。感じるもんだ。いわば味わうってことだ」と

 

フツーの人間には理解不能なガチのマゾ

 

側近の高山、鉄砲玉の金子、その他組員をひきつれ調査に動き出す

 

組長行きつけのパブ・ヒランドゥ

 

組長とイイ仲だったキャバ嬢・カレンに聞き込み

 

折しも、３億ゲットで祝杯を挙げていたジジイ・井上・昇・龍の４人と遭遇し……

 

 

 

 

暗殺後、滞在先のホテルでジジイから報酬を受け取ったイチ

 

歌舞伎町から自宅(新潟県)まで、自転車で帰宅

 

専用シューズに仕込んだ刃物で人体を一刀両断できる、超人的な脚力の持ち主だった

 

普段は鉄工所勤務

 

とでも暗殺者とは思えない気弱な性格

 

元いじめられっ子で、自信なさげな言動は今も変わらず。職場でも浮いていた

 

休日は近くの道場で空手の稽古

 

夜は飲み屋街の風俗店、馴染みのセーラちゃんに抜いてもらう

 

セーラちゃん、夫から家庭内暴力を受けていて、その傷痕に鼻息荒くするイチ……

 

 

 

 

● ２巻

 

パブでもらった垣原の名刺を持ち、安生興業を訪ねたジジイ

 

「中国の爆窃団が組の金庫を襲うって、小耳にはさんだヤツがいるんですよ」

 

爆窃団を飼っている船鬼一家の幹部・鈴木が怪しい、と

 

実際、安生興業が仕切っている歌舞伎町界隈の裏ビデオ販売に手を出していた船鬼一家

 

爆窃団が住んでいるという部屋608号室を訪ねるも、もぬけのカラ

 

風呂場からは、安生組長のものと思しき金歯を発見

 

垣原、後先考えずに鈴木のガラをさらい拷問にかけるも……

 

 

 

 

マンション中に仕掛けられ盗聴器で情報を牛耳っていたジジイ

 

ガセネタで、ヤクザマンションのヤクザ同士を争わせる作戦

 

608号室の金歯もジジイの仕込み

 

その甲斐あって、垣原は暴走。拷問にかけられた鈴木は、垣原を激しく憎悪し……

 

 

 

 

風俗店のセーラちゃんにお熱のイチ

 

彼女の「あいつ(夫)、殺してやりたい」の一言を真に受け「殺してあげるよ」とマジレス

 

勤めを終え帰宅するセーラちゃんを尾行し自宅発見

 

夫から激しい暴力を受ける彼女をデバガメして、激しく勃起

 

手の平をカッターで切りつけ、あふれる血液を潤滑油にオナニーを……

 

 

 

 

● ３巻

 

カレンの情報から、ポン中・井上に目をつけた垣原

 

歌舞伎町のヘロイン売買を仕切っているタイ人(おばさん)を痛めつけ、井上の居場所を吐かせることに成功

 

ホテルに隠れていた井上、垣原に捕まってしまう

 

安生組長の殺害とイチの情報をゲロったのち、鉄製の串でめった突きにされ絶命

 

組長にしたように、死後クソまみれになって死姦され……

 

 

 

 

セーラちゃんの夫を殺すべく準備を進めていたイチ

 

特製シューズの刃先を研ぎ、山奥で試し切り

 

超人的脚力で岩を砕き、鉄パイプを輪切り。かかと落としで竹を等分に唐竹割り

 

コンディションは上々

 

アパートに乗り込み殺害決行

 

しかし、彼女の夫の暴力的態度に、いじめの記憶がフラッシュバック……

 

 

 

 

泣きながら凶器の脚を振り回すと、男は真っ二つに

 

帰宅したカレンちゃん、喜ぶどころかイチに向かってバットを振り上げ……

 

 

 

 

● ４巻

 

垣原の拷問以来、病院のベッドに貼りつけの鈴木(船鬼一家の幹部)

 

蛇頭(中国のギャング)に３億で安生組壊滅を依頼

 

裏ビデオのしのぎを手に入れ、安生組傘下を吸収する腹積もりで

 

依頼した相手が、自分を陥れたジジイたちの変装とは知る由もなく……

 

 

 

 

鈴木の暗躍により、系列組の大幹部から「解散」を言い渡された安生興業

 

しかし、それを蹴った若頭・垣原

 

新たに「垣原組」を立ち上げ、新宿中のヤクザを敵に回すことに

 

まずは、イキったチンピラの肛門に鉛玉を喰らわせ……

 

 

 

 

ジジイからの呼び出しで、再び歌舞伎町にやてきたイチ

 

例の、風俗嬢と夫殺害＆放火事件について問いただされるも、身に覚えがない

 

記憶を封印してしまっていた

 

代わりに「夢を見ていた」と

 

高校時代、イチをかばいイジメっ子に輪姦されてしまった立花さんの夢を

 

「僕がヤリたかった。彼女は僕に犯られたかったんだ」と支離滅裂

 

夢と現実と妄想とが、ごっちゃになっているらしく……

 

 

 

 

● ５巻

 

問題を抱えながらもジジイの命令どおり、暗殺に向かうイチ

 

ヤクザマンション、垣原組の一室。特製シューズの刃先で蝶番を破壊して侵入

 

ターゲットは、裏ビデオのダビングを任された下っ端３人

 

ひとりは顔面削がれて天井にべちゃり、即死

 

ひと手首足首を斬られたのち喉を割かれて失血死

 

最後のひとり、チャカで反撃するも防具に阻まれ、最後は輪切りにされて……

 

 

 

 

ゲロ吐きながら、暗殺には成功したイチ

 

部屋に戻るも、チ〇コが勃起したまま。オナニーしても射精できない、鎮まらない

 

スランプに陥っていた

 

ジジイの薬で、ひとまず勃起は治まるも「もうやめたいっ！ なんだか嫌だ、こういうことするの！！」

 

大仕事を前に、人間性を取り戻しつつあるようで……

 

イチにやられた３人の惨殺死体におじけづいた垣原組の下っ端たち

 

敵対していた鈴木に寝返るも、ケジメで指を詰められ……

 

 

 

 

逆に、イチの見事な手際にマゾっ気を揺さぶられた垣原、勃起して狂喜

 

SMプレイのごとく、今の状況を楽しみ始める

 

残った組員は、側近の高山、鉄砲玉の金子、あとは行き先のないボンクラ藤原

 

さすがに４人じゃマズいと助っ人を呼ぶことに

 

呼ばれたのは、垣原が別の組にいた頃の弟分・二郎と三郎

 

怪力自慢の二郎とドス(刃物)が得意な三郎、双子

 

今は、ヤクザの女房を寝取って金を強請るマメドロボウで生計を立てているとか

 

それがバレて２つの組に追われているとか

 

女から「下手」と言われると豹変する双子

 

カレン紹介の上級ホテトル嬢を交互に抱いたのち「どっちが良かった？」と質問

 

「弟さん」と答えた女は、二郎にハゲになるまで髪をむしられ

 

泣きながら「お兄さん」と答えた女は、両乳首をドスで切り落とされて……

 

 

 

 

「殺し屋イチ」 1～5巻
感想は最終巻、10巻にまとめて書きマス。

 

【ストーリー評価】★★★（名作 !!）
【グロさレベル】★★☆（中グロ！）

 

◆◆◆　殺し屋イチ 1～5巻　◆◆◆

 

【漫画作者】 山本英夫

【発売日】 1998～2001年