あらすじと感想｜エログロ漫画

 

▼ あらすじ

 

● 第８話　命

 

歩道橋から放り投げられた日輪子を、身を乗り出し空中キャッチした裕行

 

落下する途中で木の枝をつかみ、鉄網のフェンスをつかみ、手をボロボロにしながら何とか着地。キッと歩道橋をにらみ上げるもカコの姿はすでになし

 

 

一方、裕行を傷つけてしまったことを自戒するため自分の手の平に彼女が武器にしている「カギ」をザクザクと何度も突き刺すカコ、手を血まみれにしながら

 

「でも… これでやっと彼にも火がついたかな？」と狂気じみた瞳で……

 

　

 

 

 

● 第９話　女

 

日輪子を守るため、妻・美紗子にこれまで起こったことを全て打ち明けた裕行

 

近く（赤羽）に住むおじさん宅に２人を避難させようとするも、親友のカコがそんなことをしたとは信じられない美紗子

 

半信半疑のまましぶしぶ受け入れる

 

さらに、彼女が眠っているスキにスマホのロックを解除してデータ（カコの連絡先）をチェック。美紗子をよそおいカコを誘い出す……

 

 

 

● 第１０話　記憶

 

ダメ元で金を渡して解決しようとする裕行にとりつく島もないカコ

 

「もしのめないってなら、警察に…」と脅しをかけるも

 

「私の中にはまだアナタの体液が残っています。言いようによってはアナタがレイプ犯に…」と逆に脅し返されてしまう

 

「いくら考えても１ミリも覚えがない。お前なんか絶対に知らない」

 

頭を抱える裕行

 

「過去と記憶はイコールではないんですよ。記憶は美化もすれば劣化もする。でも、劣化していても正確な情報さえ与えてやれば何度だって蘇るんです」

 

「離しませんよ岩野さん。アナタの中の私を、アナタが見つけてくれるまでは」……

 

 

 

● 第１１話　鬼ごっこ

 

「もし私を捕まえられたらアナタにヒントをあげますよ」と“鬼ごっこ”をはじめるカコ

 

逃げる彼女を必至で追う裕行

 

しかし全てはカコの手の平の上

 

ラブホテルの前でわざと捕まったカコ、ちょうど彼女が呼び出していた美紗子の目の前で。美紗子からは裕行が強引にしていかのようキスまでして見せて……

 

 

 

● 第１２話　妻

 

とつぜんの状況に言い訳の言葉すら思いつかない裕行

 

別れも覚悟するも、逆に日輪子を連れてアパートへと戻ってきた美紗子

 

「アンタのしたことは最低やけど、妊娠してる間も出産してからもヒワのことばっかりで我慢させてばっかのウチもアカンかった」と毎日のようにセックス

 

それはもう人が変わったように求め続ける彼女

 

夫をつなぎとめるためか、それとも欲望のタガが壊れたか……

 

 

 

● 第１３話　同僚

 

罠にはハメられたものの約束どおりヒントは残していったカコ

 

「監禁された部屋を思い出してください」と

 

「先生との時間を奪われるのも癪だし」となんだかんだ手伝ってくれる麻希。山奥・廃材・鏡・写真…記憶を呼び覚ましてゆく裕行

 

そこにガチャガチャと美術室の扉を開けようとする人物が……

 

 

 

● 第１４話　密室

 

「鍵がけられた教室に２人きりはマズイ」と狭い物置に隠れる麻希

 

せかされるまま一緒に入ってしまった裕行

 

しかしはじめから“その気”だった彼女、カラダが密着した状態で裕行のペニスをシコシコ「麻希のも触ってよ…」と彼の手をとると「にゅるん」と潤んだ膣の中へ……

 

一方、教室を見回りにきたのはお堅い女教師・柴田茜（30歳）

 

例の小屋に、写真に張り出されていた人物のひとりだった

 

面倒ごとを避けかったか、裕行と女生徒が隠れていたことに気付づいたものの、知らないフリをしてその場から立ち去る……

 

　

 

 

 

● 第１５話　役

 

教師の懇親会、さっそく探りを入れる裕行「栗毛っぽい茶髪にタートルネック、首に南京錠をつけてる女にストーカーされている」と

 

そんな彼に意外な言葉を返す柴田

 

「人は役演じる… スタンフォード監獄実験とかあるじゃん、看守と囚人という役を与えられた人たちはそれらしく行動してしまうってやつ

 

岩野くんはその女に付きまとわれること本当に嫌なの？ もしかして嫌なフリ… そういう役を演じてるだけなんのかなって

 

岩野くんは常に相手が喜ぶであろう自分を演じてるように見えるんだよね」と……

 

しかし、かく言う彼女も「役を演じている」ひとり

 

バカなフリしてより楽な方に、より気持ちイイほうに流される。既婚者で子供もいる同僚教師・皮谷との不倫関係に流されていた……

 

 

 

● 第１６話　ヒロイン

 

その夜、皮谷に呼び出されラブホテルへ

 

バカになってセックスの快楽におぼれる柴田。しかしその帰り道、自宅玄関を開いたその瞬間、待ち構えていたカコに押し入られスタンガンを当てられ気絶

 

「これは主人公・岩野裕行で、ヒロインが私の物語。試してあげるよ… 君が脇役たりえるか」と彼女を拉致するカコ……

 

　

 

 

 

「監禁嬢」２巻
感想は最終巻、９巻にまとめて書きマス。

 

【ストーリー評価】★★☆（良作！）
【グロさレベル】★★☆（中グロ！）

 

 

◆◆◆　監禁嬢２巻　◆◆◆

 

【漫画作者】 河野那歩也

【発売日】 2016年 12月