【タイトル】 金魚妻 1巻
【漫画作者】 黒澤R
【ジャンル】 エロい漫画
【発売日】 2017年 1月
【掲載誌】 グランドジャンプ
【構成】 4話/オムニバス
健気な妻を冷たく突き放す夫。愛し合って結ばれたはずなのに、いつの間にか冷めきってしまった夫婦関係。そこに包み込んでくれる優しい男が現われたら……
▼ あらすじ
● 金魚妻
平賀さくら(24歳)専業主婦
「金魚、飼ってもいい?」と夫の許しを得てから、とりあえず水槽だけ買って帰るも「でかすぎるだろ!返してこい。ここは俺の家だ。俺が働いてローンを返しているんだ」
怒鳴りつけ、そのでっかい水槽を手持ちで返しに行かせる最低の夫だった
しかもその間、自分はゆったりソファで愛人と電話
もちろん、夫の不倫には気付いているさくら
「ケンカでもした?」とたずねる金魚屋店長に「浮気してるんです、わたしよりずっとキレイな子と」思わず不満をもらすも、すぐさま別の話題に
ひとまわりくらい年上の優しそうな店長に、優しくポンと頭をなでられ張りつめた気持ちが崩れた彼女「もうちょっと、ここにいていいですか?」と
さくら自身も店長と不倫の関係に……
そのまま家には戻らず、店長といっしょに暮らしはじめる
その間、夫の元には浮気の調査報告書が送りつけられていた(夫と愛人の方の)
愛人と別れてようやく妻(さくら)を探しはじめた夫。金魚屋にも訪ねてくるも「うち色んな人が来るからなぁ」と素知らぬ顔で追い返す店長
傷ついた金魚がすっかり元気になったのを見て無邪気に笑うさくら……
● 出前妻
岡崎杏奈(29歳)蕎麦屋手伝い
一家で蕎麦屋を経営する夫に嫁いだ杏奈。なぜかちょくちょく訪ねてくる夫の元カノ・祥子と内輪で盛り上がる家族の中にあって完全な“外様”あつかい
ひとり配達に出ている彼女をのけ者にして
今日も降り注ぐ雨の中、市街から少し離れた山奥に出前に向かう
「遅えっ」と文句を言いながら「上がっていけよ、これじゃ出前も中止だろ」とやたら親しげな出前先の男・五味田。実はこの2人、不倫関係にあった……
事のはじまりは今日と同じ強い雨の日
出前先(五味田の家)の軒下で雨宿りさせてもらう杏奈に「いいけど、夕方まで雷雨だぞ」と彼女を部屋にあげる五味田
元は東京出身、ぜんそくの治療のため越してきたというこの男「ぜんそくは良くなったけどヒマで死にそう」とズケズケ人の事情につっこんでくる
杏奈も杏奈で、相手が年下と知るや急にタメ口に
家族にのけ者にされていること、夫と“カラダの相性”が悪く妊娠しにくいことなど、胸につかえた不満をもらしはじめる……
● 弁当妻
保ヶ辺朔子(27歳)タワマン暮らし
上司の保ヶ辺から「うちの妻とヤリたくないか?」と持ちかけられた津田くん
突拍子もない申し出に混乱しつつ「そんなことできません」と真っ当な返事。しつこく頼みこまれて仕方なく保ヶ辺夫婦が暮らすマンションへ……
当時中学生だった妻・朔子に「付き合ってくれなかったら飛び降りで死ぬ」と脅して関係をもち、そのまま結婚したという、かなり特殊な夫婦
そんな2人も、結婚8年目にもなるとさすがにマンネリ化してセックスレスに
「社員旅行で男嫌いの妻が珍しく津田に優しくしている所を見て興奮した」とのことで「そのあと旅館に戻って滅茶苦茶セックスした」とかなんとか……
一方、そんな話を持ちかけられた津田
5年付き合った彼女を友達に取られ、何とかそのことを忘れようとしていた所に上司からのムチャぶり。“取られる側の痛み”を知る彼には酷な役どころだった
しかし人がイイ津田くん、頼まれ押し切られて“あて馬役”を演じつづけて……
にしても「ホカベノリコの弁当妻」って…完全にギャグだよね
● 見舞妻
河北真冬(23歳)ヤンママ
15で妊娠して18の彼氏と結婚した彼女。飲酒運転のうえ、息子たかひろの担任・平野先生と接触事故を起こしてしまう
骨折して入院することになった先生
ひたすら謝る真冬に「お母さん次第です」と警察沙汰にすべきかどうかを保留する
事故を起こした妻に対して「俺達に迷惑かけんじゃねーぞ」と冷たい態度の夫。真冬いわく「昔はラブラブだった」らしいけど……
夫に命じられるまま、お金で解決しようとする真冬
しかし「これは僕の不注意で起きた事故だからお金はいりません。その代わり……」と遠慮がちにエッチなことを要求する先生
ためらいつつも流れに身をまかせ、ベッドの上の先生にまたがる真冬……