【タイトル】 金魚妻 3巻
【漫画作者】 黒澤R
【ジャンル】 エロい漫画
【発売日】 2018年2月
【掲載誌】 グランドジャンプ
【構成】 4話/オムニバス
ある女は夫に追い込まれ、ある女は情熱的に迫られて、とある女はヤクザな旦那に命令されて……人妻が不倫に走る理由はそれぞれ。不倫する妻たちをドラマチックにエロチックに描いた物語
▼ あらすじ
● 風水妻
河和田ふみ(30歳)風水にハマったのは今の暮らしのせい
夫は高校時代にアルバイト先で知り合った大学生。外資系の証券マンになり、年収はどんどん上がって、妻へのサプライズは都心の高級マンション
でも、学歴も教養もない庶民な彼女
セレブな住人になじめない
つい「私は…昔のあなたの方が良かった」と夫にグチをこぼしてしまう。この言葉がどれほど屈辱的か気づかないまま
そして夫は愛人とドライブ中に交通事故
寝たきり状態になって会社はクビ……
そんな時、同じ高級マンションの住人から勧められたのが風水
風水アドバイザーの資格取得講座で知り合ったマンガ家の妻。そのツテでとあるマンガ家「めぐみ先生」のアシスタントをすることに……
素人に毛が生えた程度のフミに「オレ仕事さぼりがちだから、人がいてくれるだけでいい」とチャラいルックスの割りに優しい先生
先生のカノジョからの電話(Skype)
田舎の彼女とは上手くいっていないようで、どんどん雲行きが怪しくなり「私…昔の絵のほうが好きだったな」と一言
彼の努力なんて知りもしないで
死ぬほど努力してそんなことを言われてはたまらない……
「私はすごいと思います…先生のこと 尊敬します」
やさしく慰めてくれる、身近な女性に手を出してしまうのもしょうがないこと。例え今の恋人を一番愛していたとしても……
● 登山妻
高尾美峰(ミホ)31歳、夫のために夫婦交換サークルに加入
「夫のために」ママ友・三峰友里を誘って夫と3P……
「私はこの山で殺されるかもしれない」
なかば本気で妄想しつつ、いっしょに登山するのは友里の夫・三峰幹隆
妻が不倫していることも、美峰が妻を誘ったことも知っていて、美峰に詰問しながら2人(美峰の夫と友里)がいる頂上をめざす……
「1年前に夫と…ちょっと試してみようかって話になって、
夫婦交換に興味がある人たちの非営利サークルに加入したんです。
でも妥協できなくて、結局そこでは交換どころか相手に触れることすらできませんでした……」
「友里とも…同じことをしたんですか?」と幹隆
「友里さんの前で夫に愛撫しました。相互鑑賞の次のステップは相互タッチです。友里さんとはすぐに進めました。
2人のキス(夫と友里の)を見ていたら初めて失恋したときの気分を思い出して、
ああ よかった、私まだ夫のこと好きだって……」
「逆でしょ。ああ よかった…これで夫に捨てられないで済む…でしょうが」
厳しい言葉をあびせる幹隆、キレて殴りかかる美峰……
そんなこんなで打ち解けた2人
「ごめんなさい」と素直にあやまる美峰
「美峰さん達のほうがよっぽど向き合っているよ、夫婦の問題に。オレは自分に自信がないから世間一般の常識を持ち出すしかなくて……」
そんな幹隆に美峰は、
「登山に誘った本当の理由」を打ち明けはじめる……
● 出前妻2
とある小さな町の蕎麦屋に嫁いだ岡崎杏奈(29歳)
ちょくちょく訪ねてくる夫の元クラスメイト・祥子にデカイ顔されて、家族一同も祥子にちやほや
杏奈さんはいつだってカヤの外
そんなある日
郊外でひとり暮らしの変わり者・五味田とお知り合いに。出前を届けに来て、どしゃぶりで雨宿りしていた杏奈を部屋に誘って……
夫と実家を離れて不妊治療することになった杏奈さん
その間も五味田との不倫関係は続いていた
実は五味田、地元のサッカーチームのコーチをしていて、遊びに来ていた少年に、イチャイチャしている姿を見られてしまう……
兄夫婦が家を出ようとしていることを知った夫の妹さん
「ウチは客商売だから、お客さんとして来てくれる祥子さんをムゲにはできなくて……一番大事なのは杏奈さんだから、それだけは信じて」
そんなこと考えもしなかった杏奈さん、
あふれる涙が止まらない……
実際、祥子は地元でも有名な男グセの悪い女
評判は最悪で、元より夫も祥子と付き合う気なんてなかった
全てが上手くいきかけていたその時、家族で食事に来ていた少年・五味田の家に遊びに来ていたサッカー少年とバッタリ顔合わせ
「五味田コーチの彼女だ」
夫の目の前でバラされてしまう……
● 金魚妻3
平賀さくら(24歳)金魚屋でアルバイト中
何だって自分の思い通りにならなければ気が済まない、自分勝手ですぐに暴力をふるう夫から離れて、金魚屋の店長と同棲しはじめる
連れ戻しにきた夫から殴られるところをしっかり録画
家族にも公表して、離婚はほぼ確定
やさしい店長とカラダの相性はバッチリ、幸せな新生活がスタート……
その金魚屋に現われたのは店長の娘さん・蘭ちゃん
その恰好からして女子高生くらい
「母に頼まれたから」と父の様子を見にきて、両親のよりを戻させようとするしっかり者。父とさくらの関係も察しがついているらしく、
「さくらさんも協力していただけませんか?」
「えーと…なんで店長は奥さんと離婚したのかな?」戸惑いながら質問するさくらに「お金です…」と離婚のいきさつを語り始める
そして最後に一言
「父と別れてください……」
……さすがにショックを隠せないさくらさん
かと思いきや、以前と変わらず幸せそうな笑顔、なぜなら……