狼の口 ヴォルフスムント|久慈光久

狼の口 ヴォルフスムント/表紙 著者/久慈光久

 

 

 

【タイトル】 狼の口 ヴォルフスムント
【漫画作者】 久慈光久
【ジャンル】 エログロ
【発売日】 2010年 2月
【掲載誌】 ハルタ
【構成】 全8巻/シリーズ

 

【こんなマンガ】

 

14世紀のアルプス地方、オーストリアの圧制を退けるべく暗躍する盟約者団。狼の口と呼ばれる峠(関所)を越えようとするも犠牲者ばかり。通行証偽造がバレた者は見せしめのため、ひどく残虐な拷問にかけられ……

 

 ストーリーあらすじ

 

 

● 第1話 リーゼとゲオルグ

 

14世紀初頭のアルプス地方

 

ウーリ・シュヴァイツ・ウンターヴァルデンの森林同盟三邦はオーストリアの圧制の下、自治権を奪われかける

 

オーストリアに反旗を翻した領主は即座に処刑され

 

その娘リーゼは、父の部下とともにミラノ方面への逃亡を図る

 

そのためには、狼の口(ヴォルフスムント)と呼ばれる関所を越えねばならなかった

 

狼の口の代官・ヴォルフラム

 

「彼の眼をごまかして通り抜けられた者は1人もいない」と言われていた

 

自慢の髪を切り落とし、垢まみれの服で、馬の糞を塗りたくって身分を偽るも……

 

首を切り落とされた姫と騎士

 

 

 

● 第2話 ヨハンナとクラウス

 

三邦独立のため暗躍する盟約者団のひとり、馬借元締クラウス

 

部下で恋人、ウーリ最強の女闘士ヨハンナに「これを届けて欲しい」と印章を手渡す

 

同志が軍資金を引き出すための必要なもの

 

「お前でなければ、あの峠(ヴォルフスムント)は越えられない」と頼まれて

 

後ろ髪ひかれる思いで主の下を離れたヨハンナ

 

しかし偽造の通行証は、ヴォルフラムの姦計により見破られてしまう

 

捕らえられた彼女。牢抜けして関所から逃げる直前、背中に剣を突き立てられ……

 

色仕掛けで牢からの脱出を図るヨハンナ

 

 

 

● 第3話 ヴィルヘルムとヴァルター

 

盟約者団の英雄、ヴィルヘルム・テル

 

80歩離れた息子の頭上のリンゴを射抜いたという弓の名手

 

その息子・ヴァルターと共に、ヴォルフスムントを越えるべく立ち上がる

 

関所を通らず崖から通り抜けようとするヴィルヘルム

 

しかし山道には、図ったようにヴォルフラムが待ち構えていて……

 

父の無残な死に、復讐を誓うヴァルター

 

 

 

● 第4話 ハンスとエヴァ 前編(2巻)

 

村一番の美人・エヴァと結婚した居酒屋の主・ハンス

 

しかしエヴァは気位が高く、指一本触れさせてもらえなかった

 

エヴァを抱きたくて、彼女の好きな装飾品を贈り続けるハンス

 

その資金を稼ぐため、ハンスの店を利用していた盟約者団を密告……

 

密告され拷問にかけられる盟約者団、むち打ちで背中の皮膚がべロリ

 

 

 

● 第5話 ハンスとエヴァ 後編

 

とある日、装飾品を見せびらかすべく村を練り歩いたエヴァ

 

密告で稼いだ金で買ったものだとは知らずに

 

あわててハンスが連れ戻すも後の祭り。盟約者団に目を付けられてしまう

 

オーストリア軍に泣きついたハンス

 

通行証と路銀を渡され、国外に逃亡を促されるも、ヴォルフスムント前の宿屋で……

 

ハンス、逃亡先の宿屋でエヴァと初夜、その直後に喉を掻っ切られて死亡

 

 

 

● 第6話 ツェーデルとユヴェール

 

旅芸人ツェーデルとその娘ユヴェール

 

盟約者団の連絡要員として、イタリア方面から三邦への入国を図る

 

荷物はもちろん、膣の中まで隈なくチェックされ

 

さらに、生娘のユヴェールの膣まで調べると言い出すヴォルフラム

 

それを止めない母親を怪しみ入国拒否。娘だけ通過させる

 

深夜、堀の湖から密入国しようとしたツェーデル

 

あっさり見つかり湖で凍死

 

娘・ユヴェールをかばった宿屋の女主人もヴォルフラムの罠に引っかかり……

 

少女で処女のユヴェール、膣にクスコを挿入され悶絶

 

 

 

● 第7話 アルベルトとバルバラ 前編(3巻)

 

父ヴィルヘルム・テルの死を乗り越え、盟約者団の主要ポストについたヴァルター

 

盟約者団による「狼の口攻略」を前に、再度峠越え申し出る

 

同志と連係を取るために

 

前回の失敗を踏まえ、ヴォルフラムの引きつけ役を買って出たアルベルトとバルバラ

 

ヴォルフラムに村を焼かれ両親を吊るされた恨みがある兄妹で……

 

吊るされる両親、片目を切り裂かれる幼い兄アルベルトと妹バルバラ

 

 

 

● 第8話 アルベルトとバルバラ 後編

 

たった2人でもヴォルフラムの首を狙うアルベルトとバルバラ

 

成功するはずもない無謀な試み

 

妹・バルバラは門衛長に顔面が潰れるまで殴られ

 

兄・アルベルトは鉄格子に挟まれ身動き取れず、妹の無残な死にざまを見ながら……

 

顔面ぼボコボコにされるバルバラ、泣きながら見守ることしかできないアルベルト

 

 

 

● 第9話 ヴァルターと命の同志

 

アルベルトとバルバラが囮になっている頃、峠越えを決行したヴァルター

 

ロープをくくりつけた矢を岩の割れ目に打ち込み道を作る

 

曲芸的ロッククライミングで頂上目指し

 

崖の見張り兵に見つかるも、命からがら峠を越えて……

 

アルベルトとバルバラの遺体が入った血まみれの樽

 

 

 

● 第10話 ヘートヴィヒとヴィルヘルム

 

峠越えの手口から、ヴィルヘルム・テルかその息子の犯行とにらんだヴォルフラム

 

妻・ヘートヴィヒと父の名を継いだ次男・ヴィルヘルムを拷問にかける

 

爪を全て剥がし、息子に熱湯をぶっかけ

 

父親を殺されても口を割らない(知らない)ヘートヴィヒ

 

最後は見せしめのため、母子ともども狼の餌に……

 

爪を剥がれても口を割らない妻ヘートヴィヒ

 

 

 

● 第11話 ヒルデと牧童たち

 

そして始まる「狼の口攻略」

 

三邦のある関所北側と、締め出され戻れなくなった同士が南側(イタリア方面)から挟撃

 

ヴァルターは峠越えに使った技術で、崖から内部に侵入

 

ヴァルターに同行した女闘士・ヒルデの獅子粉塵の活躍により北の砦は陥落する……

 

狼の口攻略地図

 

 

 

● 第12話 100年前の話~ローゼと子山羊~(4巻)

 

100年前、まだオーストリアによる圧制が始まる前

 

関所が設置される前の狼の口

 

頻繁な落石・落雷により、とても人が通れるような状態ではなかったけれど……

 

狼の口の悪魔降臨秘話

 

 

 

● 第13話 フリードリヒとレオポルト

 

狼の口の攻防が繰り広げられていた頃

 

森林三邦に圧制を敷いていたオーストリア公弟レオポルト

 

謀叛鎮圧にてこずる兄フリードリヒへの加勢に向かい、三邦の反乱は知らないまま……

 

顔面に融けた鉛をぶっかけられ即死する兵士

 

 

 

● 第14話 クルトと飛竜

 

数では圧倒しているものの、堅固な関所門の攻略に手こずる盟約者団

 

鉄格子を開けるため、空からの突入を決行した山羊飼いクルト

 

「竜」と呼ばれる筒状の凧に乗り、屋根から建物内部に侵入

 

跳ね橋を下ろすことに成功してのち、すぐに捕まり……

 

盟約者団たちの目前で絞首刑にかけられるクルト

 

 

 

● 第15話 薪束と鉄砲(5巻)

 

薪束を抱えた闘士が最前線に突撃、死体と薪束で橋を作りながら堀を突破

 

鉄格子は、爆薬抱えた人間が神風して突破

 

追い詰められたヴォルフラム、降伏を叫ぶ兵士を処刑。恐怖政治で支配するけれど……

 

盟約者団の人肉橋作戦

 

 

 

● 第16話 東棟と西棟 前編

 

本丸東棟を制圧した盟約者団

 

ひき続き、ヴォルフラムがいると思しき西棟を攻略

 

所々仕掛けられたタチの悪い殺人ギミック、多数の犠牲者を出しながら突破してゆき……

 

ヴォルフラムの仕かけた罠、地獄のローラーに圧殺される兵士

 

 

 

● 第17話 東棟と西棟 後編

 

西棟の制圧完了、勝鬨をあげる盟約者団

 

ところが、棟内どこを探してもヴォルフラムの姿はなく……

 

敵の衛兵長を討ち取り、勝鬨をあげる盟約者団

 

 

 

● 第18話 ヴァルターとヴォルフラム 前編

 

身軽さを活かし、大屋根の内側を探査するヴァルター

 

護衛にヒルデひとりが付いて

 

レンガの壁をコンコンしながら地道に進むと、隠し部屋を発見

 

空室かと思いきや天井に忍んでいたヴォルフラムの不意打ち、ヒルデは心臓を貫かれ……

 

心臓を貫かれ即死する女闘士ヒルデ

 

 

 

● 第19話 ヴァルターとヴォルフラム 中編(6巻)

 

思いのほか手練れなヴォルフラムに、劣勢のヴァルター

 

捨身の突撃でヴォルフラムの両腕をへし折るも、内臓を突かれて重傷に……

 

処刑直前のヴォルフラム、命乞いする

 

 

 

● 第20話 ヴァルターとヴォルフラム 後編

 

悪運尽きたヴォルフラム

 

執行者として立ち続けた処刑用の広場に、今度は受刑者として縛り付けられ

 

虐げてきた三邦の民から報いを受ける

 

肛門に木杭を打ち込み口から貫通するまで打ち続ける、残酷極まりない処刑方法で……

 

処刑直前のヴォルフラム、猿轡され肛門に杭を打たれる

 

 

 

 感想と評価

 

 

中世ヨーロッパを舞台にした漫画

 

ヨーロッパの歴史ものってあんまりないよね、漫画では

 

中世風ファンタジーはあり過ぎるほどあるけど

 

武器とか、拷問方法とか、戦術戦法とか、日本の戦国ものとは違っていて面白かった

 

歴史的背景とか、風習とか垣間見れるのも良かった

 

1~3巻までは、 狼の口(関所)を通過しよと試行錯誤した人々の悲劇

 

4~6巻までは、 狼の口攻略と宿敵・ヴォルフラムとの対決

 

7~8巻までは、圧制を敷いてきたオーストリア軍を撤退させるまで

 

当サイトの趣旨から3巻までの紹介でストップしようと思ったけど

 

中途半端なので、節目の6巻途中まで書いちゃった

 

7・8巻(最終巻)も十分面白かったけど割愛

 

エログロと言えるのは3巻まで。エロ要素は少ないけどね

 

6巻までは拷問的グロ。以降は普通の戦争もの

 

個人的分類ではそんな感じです。興味ある方はぜひ

 

 

 

◆◆◆ 狼の口 ヴォルフスムント ◆◆◆

 

【my 評価】 ★★☆ (お勧めしたい良作)

 

【ここがオススメ】

 

 【1】 中世ヨーロッパ的エログロ
 【2】 拷問・処刑がとにかくエグい
 【3】 圧制を敷く貴族と自由を求める市民の攻防!

 

楽天ブックス

 

「DMM 試読み 1巻2巻3巻4巻

 

5巻6巻7巻8巻