マトリズム1巻

Matorism 1

 

 

 

【タイトル】 マトリズム 1巻
【漫画作者】 鈴木マサカズ
【ジャンル】 人間ドラマ
【発売日】 2017年 11月
【掲載誌】 漫画ゴラク
【構成】 第1 ~ 9話

 

 

【こんなマンガ】

 

 

厚生労働省の麻薬取締官・通称マトリ。そのメンバーのひとり草壁圭吾郎は、容疑者宅に不法侵入したうえにボコボコに殴る問題児だった。麻薬に手を出すフツーの人々と取り締まる人々の物語……

 

1巻 あらすじネタバレ

 

 

● 第1話 某有名私大生 三沢小宇宙(21)の場合

 

大学生の三沢小宇宙(こすも)

 

親がビンボーで塾にも通えなかったけど有名大学に合格した秀才くん。こずかい稼ぎに学内で売りさばいていたのはヤサイ

 

野菜じゃなくてヤサイ(大麻の隠語)

 

ネットでまとめ買いしたのを学校内で小売りして大儲け

 

「何でこんなもの欲しがるんだか」とバカにしながら。馬鹿みたいに売れるヤサイを馬鹿どもに売り歩いていた……

 

 

しかし世の中そんなに甘くはない

 

小宇宙のマンションに押し入ったのはヤクザ……ではなく麻薬取締官、俗にいうマトリの2人組。捜査令状をたずさえて

 

しかも彼を売ったのは、片思いの恵梨香ちゃん

 

バカにならないように麻薬を売らないでいてあげたのに、他の売人から麻薬を買って、捕まった腹いせに彼のことをゲロったとか……

 

売人の同級生・三沢小宇宙を憎悪する恵梨香ちゃん

 

 

 

● 第2話 主婦 大西由美子(32)の場合1

 

麻薬取締官とは

 

麻薬取締まりのほか、薬物の不正ルートの解明、薬物犯罪調査、正規麻薬の不正使用や横流しなどの監視捜査をおこなう厚生労働省の職員

 

警察ではないけれど、県銃所持も許される

 

俗に、麻薬Gメンとかマトリとか呼ばれる人々

 

しかし公務とはいえ、暴力は許されるはずもない。前回、三沢小宇宙をボコボコにしたマトリ・草壁圭吾郎、懲戒免職ギリギリだった……

 

 

大西由美子(32)

 

夫と、5歳になる息子と3人暮らしの主婦。なけなしの貯金300万円を夫に使い込まれてしまい、友人に相談

 

「うつ気味なの」と涙ながらに語る彼女に、

 

「だったらこれ飲んでみる?」とその友人が差し出したのは一粒の錠剤……

 

「栄養剤みたいなもの」と言われたけれど、なんとなくヤバいものであることは察しがついていた由美子

 

不眠とウツから逃れたい一心で飲んでしまう……

 

友人からヤバいクスリを勧められた主婦・大西由美子

 

 

 

● 第3話 主婦 大西由美子(32)の場合2

 

その「栄養剤」がすごく効いた由美子

 

ふたたび友人を呼び出し、譲ってもらうことに。一錠4,000円という値段に気後れするも「すべてを忘れさせてくれるなら…」と3錠ほど購入

 

「友人」の術中にハマってしまう……

 

草壁、違法ドラッグの恐怖を語る

 

 

 

● 第4話 主婦 大西由美子(32)の場合3

 

それからも度々

 

友人から「栄養剤」を買い続けた由美子

 

かつてのハツラツとした面影は消え失せ、頬はコケてガリガリ。幻覚と幻聴に悩まされるようになり、より一層クスリに頼るように……

 

主婦・大西由美子、違法ドラッグにハマる

 

 

 

● 第5話 主婦 大西由美子(32)の場合4

 

一日中、幻覚と幻聴におそわれる由美子

 

街中の交差点で頭を抱える彼女の前に現れたのは、草壁の相棒・冴貴健一

 

大本の売人の捕えるため、大西由美子を泳がせていた。おかげで大物をタイホすることには成功したけれど、彼女の日常はもう戻らない

 

個のために動く草壁と、効率的に元凶を潰そうとする冴貴

 

対照的なコンビであった……

 

主婦・大西由美子、ヤク毒でマトリに逮捕される

 

 

 

● 第6話 フリーター 田村浩介(43)の場合1

 

ひとり暮らしの運送業アルバイト・田村浩介(43)

 

「少しでもワクワクした刺激が欲しくて」裏サイトで覚せい剤を注文

 

しかし金だけ取られて商品は届かず、詐欺られてしまう

 

それでも「もう一度だけ」とあきらめずに探しつづけた田村「よこはまえすたあ」なる売人にメールを送ってみると……

 

セックス以上の刺激が欲しい男・フリーター田村

 

 

 

● 第7話 フリーター 田村浩介(43)の場合2

 

「よこはまえすたあ」に詐欺られたいきさつを語った田村(メールで)

 

「そのような事情でしたら、今回はとくべつ直接取引をお受けします」という返信をもらい大喜び、さっそく取引場所へ……

 

 

一方、インターネット販売の調査をおこなっていた関東信越厚生局

 

マトリの捜査官たち

 

「よこはまえすたあ」の調査を開始していた……

 

売人から直接覚せい剤を買うフリーター田村

 

 

 

● 第8話 フリーター 田村浩介(43)の場合3

 

「よこはまえすたあ」から「エス1グラム」を25,000円で購入した田村

 

さっそく使い方をネットで調べてみる

 

いちばん人気の「あぶり」を試してみることに

 

アルミホイルの折り込みに少量のネタをのせて、ターボライターであぶったものを鉄製のストローで吸入

 

ホームセンターで道具をそろえていざ……

 

フリーター田村、覚せい剤の使い方をググる

 

 

 

● 第9話 フリーター 田村浩介(43)の場合4

 

「いざ」ってところで電話をかけてきたのは実家の母親

 

「浩介、実家に帰ってきてもええよ…」なんて言われて気持ちがグラついてしまう……「あぶり」は後日にもちこし……

 

 

でもって翌日

 

仕事でさんざんクレームつけられボロボロの田村

 

「今日こそあぶりを…」と意気込んでアパートに帰宅するも、今度は怪しい2人組(草壁と冴貴)に声をかけられて……

 

フリーター田村、マトリに逮捕される

 

 

→【マトリズム2巻/ネタバレ

 

 

感想と評価

 

 

麻薬に手を出してしまったフツーの人々と、それを取り締まる捜査官・マトリとを描いた人間ドラマ

 

表紙はおどろおどろしいけど、中身はそれほどでもない

 

絵面よりも、薬物の恐ろしさを描いている漫画だからネ

 

それに1巻で描かれているのは、薬物中毒の人たちじゃなくて興味本位で手を出してしまった人たちだから

 

「薬物の恐ろしさ」という点ではちょっと物足りない

 

キメセクとか、私的にはもっとエログロ度を増して欲しいとろだけど……ストーリーを楽しみたい一般向けのマンガって感じかな

 

今のところは

 

とりえず、過激さが増すことを期待して次巻へ

 

 

 

◆◆◆ マトリズム1巻 ◆◆◆

 

【my 評価】 ★★☆ (お勧めしたい良作)

 

【ここがオススメ】

 

 【1】 麻薬に手を出すフツーの人々
 【2】 ヤクの売人たちもフツーの人で…
 【3】 麻薬で人生踏みはずした人々の物語

 

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