アンチックロマンチック お宝花園編
【漫画作者】 八月薫・秋津柊
【ジャンル】 エロい漫画
【発売日】 2004年 12月
【掲載誌】
【構成】 全9話/シリーズ
骨董品店でバイトの大学生・祐介。上司は同じ大学のハイソな先輩・聖衣子さん。何の目的で作られたのか、謎の骨董品が出てくるたび妄想たくましくしてエッチに利用。祐介にはラッキースケべのチャンス到来……
▼ あらすじ
● 第1話 パンドラの箱
会長が手に入れたパンドラの箱
若い男がマンションで転落死、その遺品がめぐり巡って手に入れたとか
裏には「PANDRA BOX」の文字、表は浮世絵の美人が
それを寄木細工と見抜いた美砂先生、ささっとオープン。中から飛び出したのは……
● 第2話 西洋式人間椅子
青空骨董市にて、
掘り出しものを探す聖衣子「人間椅子」なる珍品をご購入
ルイ王朝時代に貴族の娘に恋慕した椅子職人が作ったとか
中に人が入れる構造になていて、椅子の股間部分には勃起ペ〇スが通る穴あり
人目を忍んで愛し合うための道具とか
同行していた由美子ちゃん、さっそく祐介におねだりして……
● 第3話 江戸式ペニス増大器
蔵のある古いお屋敷・芦川家まで出張買取に訪れた祐介
出迎えてくれたのは、揺子さんという可愛いらしい若妻
主人の父が趣味で集めていた浮世絵・春画を売りたいとのこと
遺品の中に竹筒で出来たピストンを発見
「ペニス増大器では?」と祐介のテキトーな見立てに、過敏に反応した揺子さん
「試してみて! 大発見ならきっと主人も喜ぶと思う」と……
● 第4話 愛玩ボトル
お得意さん、上杉家の未亡人・麗子さんからの依頼
主人の書斎から出た変わった品、ボトルキャップを鑑定して欲しいと
例のごとく祐介を指名
魔除けっぽいそのキャップ
実は、彼女の夫がアフリカの民芸品から削り出して作ったバイブだそうな
つまりは、想い出の品でうずくカラダを慰めてほしいと……
● 第5話 プワゾリング
ブロンズ製の「手首」を持ち込んだOL・睦美さん
ヨーロッパ出張中の不倫相手から贈られたもので、それを「手切れ」と受け取った彼女
手首にはめられていた古いリングもたたき売り
そのリング、中に毒を仕込むミゾがあるプワゾリングという骨董品
指輪の中に入っていた錠剤をヤケで飲み込んだ彼女、毒ではなく媚薬だったらしく……
● 第6話 猛者の甲冑
聖衣子のお見合い
断固反対するも聞き入れられるはずもなく、相手宅に忍び込んだ祐介
お見合い相手の姉・里奈さんに捕まってしまう
彼女、祐介が萬国屋の店内でエッチしているのを偶然見てしまったらしく興味津々
「私の夢は戦国武将とアレすることなの」とか
甲冑を着た男に荒々しく犯されるプレイをご所望で……
● 第7話 御満丹
会長・聖衣子・由美子・祐介の4人でお花見
由美子と祐介、2人で買い出しの途中、フリーマーケットでエログッズを発見
世界各地の媚薬をちゃんぽんした御満丹(おまんたん)なる秘薬を購入する
さっそくお試しする由美子
匂いを嗅ぐだけでヤバイという媚薬を、直接オマ〇コに塗ると……
● 第8話 しびん美人
杉原先生の研究室に呼び出された祐介
17世紀ヨーロッパの医療器具を鑑定して欲しいとのご依頼
中には、浣腸とか尿瓶もあり
折しも、 聖衣子さんが足首を骨折して自宅療養中
ガマンできずに、祐介が持ってきたアンティーク尿瓶で用足し
時を同じくして、杉原先生が鑑定結果を知りたいと屋敷を訪れ……
● 第9話 股中の天
壺中天(こちゅうてん)、壺の中には別世界があるという中国の故事
そんな会長のうんちくから壺の勉強をはじめた祐介
先日買い取った壺の中に、ハメ撮り写真と不倫用と思しきメモを発見
こっそり、持ち主に届けてあげることに
ところがポストの投函しようとしたところ、ハメ撮り写真のご本人と遭遇
聞けば、不倫相手との連絡用に使っていた壺を娘が勝手に売ってしまったとか
ほろ酔い&上機嫌な奥さま、マンチラしながら「私の壺の中も覗いてみて」と……
▼ 感想と評価
ストーリー構成は1巻とほぼ同じ。1話完結型、骨董絡みのエロコメディ
メインの登場人物もほぼ同じなので、感想もほぼ同じ
聖衣子は妄想相手、由美子はセフレ
美砂さんと麗子さんとは、お仕事がらみで時々エッチってな感じ
可愛くて積極的な由美子もイイけど、大人の色気たっぷり美砂さんも美味しそう
麗子さんとは、毎度マニアックなプレイを楽しんで……
力技でエロに持っていスタイルも1巻と同じだネ
第2話の人間椅子なんて、まんま江戸川乱歩のアレだよね
やりたい気持ちもわからないではないけど、実際やったら絶対バレるよね
パロディやら故事やらを絡めてくるのは面白い
聖衣子との関係に進展はあるのか、3巻(最終巻)も楽しみに!
【ストーリー評価】★★☆(良作!)
【エロさレベル】★★★(激エロ !!)
◆◆◆ アンチックロマンチック お宝花園編 ◆◆◆
【漫画作者】 八月薫・秋津柊
【発売日】 2004年12月