【タイトル】 サユリ1号
【漫画作者】 村上かつら
【ジャンル】 エロい漫画
【発売日】 2002~2003年
【掲載誌】 ビッグスピリッツ
【構成】 全5巻
サークル海洋冒険同好会部長のナオヤ。理想の女の子(外見が)大橋ユキに出会いひとめボレ。ところがこのユキちゃん、友人からサークル荒らしと呼ばれる性悪オンナだった。人のカレシを寝取るのが得意技で……
▼ あらすじ
● 1巻(1~10話)
サークル「海洋冒険同好会」の部長・上田直哉(大学3年)
架空の女の子「サユリ」でオナニーするのが、昔からのクセだった
新歓コンパで、そのサユリそっくりな子・大橋ユキと出会いひとめボレ……
ナオヤの幼馴染で同じ年・同じ大学・アパート隣同士の児玉知子(ちこ)
昔は、男の子のような性格だったけど、今やしっかり者の女子大生
海洋冒険同好会の副部長、だらしないナオヤのお世話役
ナオヤから「大橋さんと一緒のときは声かけないで(邪魔しないで)」と言われ……
男受けは最高にイイけど、女受けは最高にワルい大橋ユキ
「彼女にはお金を出させられない」というOBたちに女性陣ブチぎれ
サークル内の不和の種となる
実は彼女、友人からは「サークル荒らし」と呼ばれていて……
「ちこ先輩って処女ですか?」なんて、大橋ユキに挑発されたちこ
メイクは苦手、男女関係もよくわからない
ナオヤの友人・三沢に誘われ、ホイホイ男の部屋へ
この三沢くん、大橋ユキとは同じ付属で大学まで一緒。彼女のことをよく知っていた
「小学校の修学旅行、押し入れで男子たちと裸で…」とか
「あいつ(大橋)スキモンで有名やねん」とか
「ナオヤとは関わらせたくなかった」とか、意外と友達思いのイイ奴で……
● 2巻(1~12話)
ちこがお持ち帰りされた頃
大橋ユキとデートしていたナオヤ
友人・三沢からの「児玉さん(ちこ)下着だけやで」メールを受信するも、ユキの誘惑に負けて着信拒否
「2人きりになりたい」と言われてラブホテル
ところが彼女、いきなりラブホを出て「カップルスペース」なる大人の店(男女がイチャイチャする店)へ……
一方、三沢くんとちこちゃん
スマートにセックスに誘う三沢に対し、しどろもどろで処女全開のちこ
いろいろ思い悩んだすえ、会ったばかりの男と初体験……
いざ一発、というところで
ちこちゃんの事が頭をよぎり、しぼんでしまったナオヤ
ユキと朝帰りするも成果はゼロ
同じく朝帰りしたちこちゃんと玄関前でばったり鉢合わせ。さっきまで三沢の家に居たことを、三沢とヤったことを知り……
学校でひと悶着、大橋ユキをひっ叩いて「大嫌い」宣言して帰宅したちこ
学校から帰ってきても、ちこの部屋でうずくまっていたナオヤ
ちょっとイイ感じで仲直りしたところに、なぜか隣の部屋にユキちゃん登場
ナオヤの鍵を勝手に使って
再び口ゲンカになるユキとちこ
あっちにフラフラ、こっちにフラフラするナオヤを左右から取り合ったすえ……
● 3巻(1~11話)
引っ張り合い勝負に、勝利したのはちこちゃん
得意のエロ技で勝負をかけるも逆転負け。退き下がりアパートから出てきた大橋ユキ
電信柱に貼り付けられた自分の写真を発見
そればかりか、道端には顔の切り抜かれた写真・写真
ストーカーに狙われていた彼女、電話ボックスに逃げ込みナオヤに助けを求める
しかし、散々振り回したせいかナオヤは来てくれず
ストーカーに拉致られ、どこぞの納屋に閉じ込められて
犯人は、阿部という知り合いの男
「ユキちゃんに消えない傷を残したい」と彼女の自慢の顔に……
一件落着、ちこちゃんとラブラブになるかと思われたナオヤ
「距離をとりたい」と言われ、彼女はどこかにお引越し
それどころか、顔を負傷しているらしい(ガーゼで隠してる)大橋さんを見て大ショック
土下座で謝ると「だったら、あたしのこと守ってくれる?」と……
● 4巻(1~12話)
サークル仲間の助言により、大橋ユキのことを調べはじめたナオヤ
彼女が1年のときに辞めた「ウィンタースポーツ愛好会」
部室に住んでいるという田所菊さん(4年)が、サークル解散の理由を語りはじめる……
サークルに加入するなり、男たちにコナをかける大橋ユキ
部員のひとり森くんと部室にカギをかけ一日中ヤリまくる
でもって翌日
部室のカギが閉めっぱなしなのを知ると半狂乱で窓をぶち破った森くん
中には誰もいなかったとさ……
今度はサークルの飲み会で
「一年の大橋ユキと付きおうてるから。2人で抜けるから」と交際宣言
ところが「ユキとサークル抜けるんは俺やで?」と別の男が割込み
それどころか「…俺も」と3人目
さらに「ユキちゃんと言えば俺やん?」とヤってない部長・阿部まで参戦
仲良しサークルが崩壊寸前に……
でもって、阿部のカノジョだったお菊さん
いきなり訪ねてきたユキに、ボロくそけなされ、口論ではとても敵わず「帰って!」
そんな修羅場に帰ってきた阿部くん
カノジョ・菊の言葉には耳を貸さずに、ユキに肩を持ってばかり
泣きながら部室に駆け込んだ菊さん。以来ずっと部室で寝泊り
ようやくチャンスが巡ってきた阿部くん
ところか、ユキとはエッチどころかキスもさせてもられずバイバイ……
● 5巻(1~15話)
話は戻って、海洋冒険同好会、飲み会
顔に消えない傷を負ってしまった大橋ユキ
それでも男たちからは相変わらずの人気、自信たっぷりな態度も変わらず
再び、ちこに絡みはじめる
ところが「ナオヤとは絶対にない。夏が終わったら日本を離れるんだ」と言われ
「ちこ先輩が帰る場所なんて絶対にないから。あたしがぶっ壊してやるから!」
喧嘩を売って出っていくユキ
追うナオヤ
相も変わらず2人から両手を引かれた状態のこの男。最後の最後に選んだ相手は……
▼ 感想と評価
人のカレシを寝取るのが大好きなヒロインのおはなし
ストーリーはけっこうリアルな感じなんだけど、
大橋ユキみたいな女、身近にはいなかったので「こんな女、実際にいるのかな?」というのが正直なところ
ただ、他の誰の言葉よりも彼女のセリフには共感できた
妙な説得力があるんだよねぇ
それに比べて、ナオヤとちこのグダグダ感のひどさと言ったらないね
ユキちゃん、男心をつかむのが上手過ぎて、その才能に引っ張られちゃった感じ?
次々ひっかかる野郎どもの気持ちも、なんか分かる
つまるところ、男はヤラせてくれそうな雰囲気を出してる女が好きなのかも
美人かどうか以前に
そいういう意味で、ユキちゃんパーフェクトだった
すごく面白かったけど、エロシーンはあんまりない
でも、大橋ユキという存在自体がエロい!
【ストーリー評価】★★★(名作 !!)
【エロさレベル】★☆☆(ちょいエロ)
◆◆◆ サユリ1号 全5巻 ◆◆◆
【漫画作者】 村上かつら
【発売日】 2002~2003年