あらすじと感想|エログロ漫画

kankinjyou3

 

【タイトル】 監禁嬢 3巻
【漫画作者】 河野那歩也
【ジャンル】 エログロ漫画
【発売日】 2017年 5月
【掲載誌】 アクション
【構成】 第17~25話

 

裕行の娘をポイ捨て、妻の前で不倫を演じてみせ、彼の同僚まで拉致したカコ。「監禁された部屋を思い出してください」とヒントを残すも、その正体も目的も依然として知れないまま……

 

▼ あらすじ

 

● 第17話 選択

 

人気のないさびれた工場、みの虫のように吊るされた柴田の前に悠然とたたずむカコ

 

「柴田茜30歳独身、埼玉県所沢市出身、同所で高校まで過ごし東京の美術大学に進学。しかし卒業寸前夢に挫折し、教員採用試験を受け合格、現在後輩の皮谷健と不倫中

 

ダメな自分に酔うことでしかアイデンティティを保てない君はバカになりきれないバカなんだ。君はこの世界に満足していない……

 

思い出して茜ちゃん、君がバカを演じてきたのは人が笑ってくれたからでしょ? そして君は欲している、本当の自分を認めてくれる誰かを……」

 

お前の全てを知っていると言わんばかりにすらすら語るカコ

 

取り込まれてゆく柴田……

 

河野那歩也 監禁嬢 第17話 画像1 河野那歩也 監禁嬢 第17話 画像2

 

 

 

● 第18話 転生

 

ダメ押しに彼女の首元に電動ノコギリを当て「ここで死ぬか、私のために命を燃やすか、選べ」と狂気を孕んだ目で迫るカコ

 

死の恐怖と、自分を理解してもらえる喜びと、自分を「面白い」と認めてくれる快感と、あらゆる感情がごっちゃになって訳がわからなくなった柴田

 

カコの手を取り、新しい自分へと転生する……(カコの手駒にね)

 

 

 

● 第19話 新しい朝

 

髪を染め、人が変わったように「いーわーのくん!おはよう」と陽気な挨拶を交わす柴田。その姿がカコと重なり不吉な気分に……

 

それはさておき、小屋にあった写真の人物を次々あたっていった裕行

 

しかしカコのことを知る者は誰もおらず、残るは麻希のクラスメイト田原成美と、裕行いわく「できることなら二度と会いたくない」元カノ冨山葵

 

とりあえず田原成美の方は麻希に任せることに……

 

 

 

● 第20話 針の筵

 

ダダっ子のような、女王様のような、ワガママ放題やりたい放題の麻希。そんな彼女にも悩みはあって「麻希が一番になるまで褒めてくれない」教育ママ

 

夜になりベッドに横になれば、怪物の口の中にいるような、身じろぎするだけで死んでしまうような恐怖と戦う日々……

 

そんな彼女にとって頭からっぽで悩みなんてなさそうな田原成美は、侮蔑の対象であると同時にコンプレックスの対象でもあり……

 

その成美に「岩野先生と不倫している」というウワサが広がる

 

(柴田が仕かけたワナで)

 

裕行の人望と人気に固執する麻希にとってそのウワサは、彼が無価値になるということ

 

「だったら捨てればいいだけじゃん、今までしてきたように」と自分を納得させようとするも、口を突いたのは「先生はそんなことしないもん!」と庇う言葉……

 

 

 

● 第21話 あなたのとりこ

 

事実無根のデマに踊らされる教師に生徒、人望を失ってゆく裕行

 

一方「麻希ちゃん、さっきはありがとう!かばってくれて嬉しかったよ」と純粋な笑顔を見える成美に嫉妬心が弾けた麻希

 

「かわいそうって思っただけだよ、願望バラされちゃって…… 成美ちゃんは“その他”なの。先生の一番は麻希だから」と威圧するように……

 

河野那歩也 監禁嬢 第21話 画像3 河野那歩也 監禁嬢 第22話 画像4

 

 

 

● 第22話 ライブ

 

そこそこ有名なバンドのボーカルをやっている冨山葵

 

彼女に会いに来た裕行と、同行を申し出た麻希。しかしライブハウス前で「やっぱり一人で会うから」と麻希を追い返してしまう

 

裕行の妻・美紗子と同じ大阪なまりで「大学からの知り合い言うから誰かと思ったら… びっくしさせんといてや、ヒロくん」と親密さを感じさせる葵

 

カコのことだけ確認して「全く知らへん」と返事を聞くとそそくさと退散する裕行に「美紗ちゃんによろしく」と因縁めいたセリフだけで告げあっさり別れる2人……

 

 

 

● 第23話 糸車

 

しかしそれだけでは終わらない「裕行の恋人」という肩書で今度は麻希が訪ねてくる

 

「先生のこと知りたいんです」と言う麻希に、洗いざらい何でもしゃべってしまう葵

 

裕行が葵のヒモだったこと、ヒモそしながら小説を書いていたこと、最後はドロドロの泥沼でケンカ別れしたことなどなど……

 

 

一方、不発に終わって落胆する裕行の前にカコ登場「アナタは写真の人たちと会いながら自分を客観視しはじめてるんじゃないですか?」

 

彼が葵との別れに目を背けていることを察してか「見たくない過去の自分を思い出しはじめているんじゃないですか? いけませんよ過去から目を逸らしたら」と……

 

 

 

● 第24話 嵐の前

 

しつこく誘ってくる皮谷に「アナタに使う時間は一生ないです」と冷たく言い放つ柴田

 

そんな彼女に、下駄箱に例に告発文(田原成美は岩野先生と不倫しているってやつ)を仕かけている盗撮写真で脅しをかけてくる皮谷

 

「おれ全部バラしちゃうけど大丈夫?」と……

 

それを見たカコ「コイツ殺そう」と即断

 

「今夜、今すぐ殺さないと…」と計画を練りはじめる彼女に、ためらいを見せる柴田。すると今までの優しい態度が一転「誰のおかげで息ができてるの?」と首に手をかける

 

アメとムチでントロールしてきたカコ、しかしさすがに殺人に手を染めるまではイカレてはいなかった柴田。2人の蜜月に亀裂が……

 

 

 

● 第25話 前夜祭

 

皮谷を呼び出させ背後からスタンガン。相変わらず見事な手際のカコ

 

おびえながら手伝う柴田「何が目的なの? これから皮谷を殺して明日の文化祭…その先は? これは岩野くんへの復讐なの?」

 

この言葉に激怒したカコ「復讐? クソみたいな価値で括んないでよ、そんなモンと一緒にしないで」と柴田の顔面に裏拳、鼻を潰してしまう……

 

 

そして目的地、人里離れた林に転がるのは皮谷と柴田の死体

 

血まみれで見下ろすカコ「あーあ、茜ちゃんにはもう一仕事頼みたかったのにな… まぁ大丈夫でしょ、まだコマはいる」と……

 

河野那歩也 監禁嬢 第24話 画像1 河野那歩也 監禁嬢 第25話 画像2

 

 

 

 

▼ 感想と評価

 

「監禁嬢」3巻
感想は最終巻、9巻にまとめて書きマス。

 

【ストーリー評価】★★☆(良作!)
【グロさレベル】★★☆(中グロ!)

 

 

◆◆◆ 監禁嬢3巻 ◆◆◆

 

【漫画作者】 河野那歩也

【発売日】 2017年 5月

 

 

 

 

 

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