【タイトル】 金魚妻 2巻
【漫画作者】 黒澤R
【ジャンル】 エロい漫画
【発売日】 2017年 8月
【掲載誌】 グランドジャンプ
【構成】 4話/オムニバス
不倫夫婦をオムニバス形式で描いたマンガ。夫に冷たく突き放され不倫して、そのまま別れることもあれば、何食わぬ顔で復縁することも。ズブズブでドロドロな男と女の物語……
▼ あらすじ
● 頭痛妻
生まれながらのお嬢さま・田口慈子(40歳)
会社社長と結婚してタワーマンションで息子と3人暮らしの、いわゆるセレブ。何を間違ったか河原でテント暮らしの男・タクゾーさんと不倫関係に
愛犬の散歩中に不意の頭痛に襲われた彼女を介抱しつつ関係を持ってしまったタクゾー
いわゆる浮浪者かと思いきや、そのテントの中にはテレビにパソコンにパーコレーターに、優雅で快適そうな暮らしぶりだった……
一方、ひんぱんに頭痛に襲われる慈子
とある事故で脳に障害を負い、発作的に夫のことだけすっぽり忘れてしまう。隣で眠る夫を「あんたなんか知らない、出てけー!」と追い出すことも
辛いことがあるたび自分を慰めるため昔のアルバムをながめる彼女。しかしなぜか赤ん坊だった頃の息子と一緒に写るタクゾーさんを見て再び頭痛におそわれて……
● 芳香妻
軒端薫(45歳)会社員
上司の飲み会に付き合わされタクシーでゲロ吐きながら「アキちゃんさむいよ~」と別れた彼女の名を泣き叫ぶ後輩・融くんを介抱しながら自宅アパートに届ける
仕事ができて有能で、酒にも強いはずの融
実は調香(アロマ)が趣味で、エッセンスオイルを保存するため暖房もつけない毎日を送っていた。真冬にもかかわらず(でもって風邪ひいてゲロ)
「おれ、おばさんの香りを作りたいんですよ」と衝撃の告白
幼くして母を亡くし父子家庭で育った融。親友の母親から優しく、それでも悪さをしたときには厳しく、本当の母親のように接してくれる彼女にいつの間にか片想い
その“親友の母親の香り”を再現したいという……
「薫さんの匂いを嗅がせてください、彼女が元気だった頃の香りと似てるんです」と彼女にせまる融。「最初からそのつもりだったか」と察しで身をゆだねる薫……
● 園芸妻
宮園花純(28歳)ホームセンターの園芸コーナーに勤めるごく普通の女性だった
しかし、ヤクザくずれの宮園家長男・一久にダマされ妊娠させられ嫁ぐことに
そんな花純にずっと前から片想だった次男・史久は、生まれた彼女の娘(姪)紀里を溺愛。正反対の性格の宮園兄弟、複雑な事情の宮園家……
“活動家”の父に頭を割られて以来、悪魔のような人格になった一久
久々に家に帰ってくるや、まつ昼間から花純を脱がせてセックス。ちょうど帰宅した史久に「兄ちゃん今チンコないからさ、お前かわりにこいつにつっこんでよ」と
(レイプしてポイ捨てした女の家族に拉致られ切られたとのことで……)
史久が兄の機嫌をそこねるとその怒りは嫁・花純に、花純への怒りは娘・紀里にぶつけるため、2人とも言いなりにならざるをえなかった
しかしそんな我慢の日々も終わりを迎える。一久の食事に盛られた毒によって……
● 金魚妻2
平賀さくら(24歳)冷たく高圧的な夫の元から逃げ出し金魚屋店主と暮らし始める
その夫が自分を探しに、自分と同じ名前の金魚を飼いめたことを知り、彼(金魚屋)とのエッチの最中に思わず「卓ちゃん(夫の名前)……」と
ものわかりのいい大人な金魚屋「行ってもいいんだよ、今ならまだ戻れるんじゃないかな、君も、僕も」とあっさり彼女を送り出す
しかし、人間そうそう簡単に変わるはずもない
帰宅したさくらに「勝手をするな」と平手打ち、殴る蹴るの暴行をはじめ……
● 弁当妻その後
夫の断っての頼みで津田(夫の部下)とセックスした保ヶ辺朔子(27歳)
家出して行方知れずと思いきや、その津田と同棲中
ほとぼりが冷めたら別れるつもりが、いつの間にか本気に。夫にその真相を打ち明けると、離婚の条件として意外な要求をつきつけてくる……