ジェノサイダー 4巻
【漫画作者】 宮崎摩耶 秋吉宣宏
【ジャンル】 エログロ漫画
【発売日】 2015年12月
【掲載誌】 月刊コミックゼノン
【構成】 第19~24話
肩に般若のタトゥーがある女、ナツミ。母は毒親で、ケイタ(彼氏)から美人局をやらされる日々。唯一の心のよりどころ、鉄男さん(メル友)と初デート。これが悲劇の始まりだった……
▼ あらすじ
● 第19話 問われてみても
拳銃ゲット、小西を襲撃したケイタ
銃を撃つのはもちろん初めて、外してしまう
小西のブラフに騙され、その場から逃走……
一方、上田の焼死事件を追っていた警察
いろいろあって、利香のレイプ事件までたどり着く
回復後、自殺を図り、記憶もあいまいな利香ちゃん
実行犯の写真を見せられても反応なし
唯一思い出したのは、おびえるアツシ(消火してた)の顔……
● 第20話 物憂いナツミの秘密
ラブホからナツミを拉致した鉄男
彼女を連れてナツミの自宅、佐敷野家へと不法侵入
「お前は、曽田ケイタと共謀して利香を拉致したのか!?」
凶悪な顔で問い詰める
「殺したいなら殺せばいい」開き直るナツミ
「私もあなたのこと許さない。私の心を裏切ったんだから」
対する鉄男
「利香を誘拐され仕方なくやった」と反論
事実を知り、ショックを受けるナツミ
「全部私が元凶なんだね。早く殺してください」と……
● 第21話 追憶の欠片
ナツミの過去回想
勉強では利香に勝てず、万年2位だったナツミ
母親から、1位を取るようにプレッシャーをかけられ
教師からは「答案を見せてやる」と唆され、性的関係に
しかし、それからは成績は落ちるばかり
教師との関係を断とうとするも、写真で脅され逃げられず
そんな中、たまたま知り合った気のいい男がケイタ
ケイタに協力してもらい教師と談判
しかし、交渉決裂
預けられたナイフで衝動的にブスリ、殺してしまう
ケイタと共に死体を山中に埋め……
● 第22話 乱射銃
小西に追われることになったケイタ
逃亡中、ラブホに放置されたアツシと遭遇
すったもんだの末、ナツミを助けに行くことに
鉄男から指定された佐敷野家へと……
一方、警察からのチェックメイトをかけられた鉄男
家周りを偵察していたアツシの髪をつかんでリビングにポイ
一緒にいたケイタもリビングにポイ
倒れたケイタを執拗にキック
たまらず、銃で反撃するケイタ……
● 第23話 奪い合いの命
発砲するケイタ
鉄男をかばおうと飛び出したナツミ
そんなナツミの盾になろうとしたアツシ
弾丸が目をかすめドバっ出血、戦闘不能に……
ひきつづき発砲す、鉄男のみぞおちにヒット
重傷を負いつつ、ケイタの喉元を斬り払った鉄男
たおれたケイタの背中に、花瓶をグサリ
息の根が止まるまで刺しつづけ……
● 最終話 小さな希望
警察が佐敷野家に踏み込んだ頃には戦闘終了
リビングには、ケイタの死体のみ
鉄男とナツミは、いずこかへと逃亡
アツシは、救急車で病院へ
最後までイイ奴だったアツシくん
状況証拠から、鉄男の罪の大半を被らされ……
▼ 感想と評価
集団レイプ事件からの復讐の物語
読み終えてまず思ったのは、なんか頭の悪いヤツが多いな、と
ケイタたち、チンピラグループは言うに及ばず
ヒロイン、ナツミがひどい
「死にたい」と言いながら、鉄男に救いを求めたり
アカの他人に「死ねば?」とか暴言吐いたり
やってる事が、中学生レベル
二十歳前後の女子大生だから大差ないかもしれんけど
多分、顔が可愛くなかったら誰からも相手にされないタイプ
一応、ケイタから離れられない理由は最後の方で分かる
けれど、あんまり同情する気にはなれない
主人公、鉄男もなんだかなぁ
愛する娘を、ケアするのが最優先だろうに
ケイタに100万振込んじゃった時点で「あれ?」と
治療費に困るほど貯金もないのに
状況的に冷静な判断が出来なかったのかもしれなけどさ
行動が脳筋すぎ
犯行に知的要素がほとんどない
でも、ケイタたちクズに対する怒りと殺人衝動だけはビンビンと伝わってきた
犯罪ものではなく復讐ものなのよ、ホント
グロシーンに関しては、そこそこ
レイプ犯は次々と殺されていくけど、拷問的なの少なめ
エロに関しては、最初の1巻がピーク
3巻以降はほぼなし
ちょい古い、ひと回り昔の作品だけど、私は好きです
エロあり、グロあり、復讐ものが好きな人におすすめ!
【ストーリー評価】★★☆(Good!!)
【グロさレベル】★★☆(中グロ!)
◆◆◆ ジェノサイダー 4 ◆◆◆
【漫画作者】 宮崎摩耶 秋吉宣宏
【発売日】 2015年12月