あらすじと感想|エロい漫画

I will prove what is love 1

 

 ぼくは愛を証明しようと思う。1
【漫画作者】 藤沢数希・雲井くず
【ジャンル】 エロい漫画
【発売日】 2016年 7月
【掲載誌】 月刊アフタヌーン
【構成】 第1~6話

 

ホレた女に貢いで尽くして別れの言葉もなく去られてしまった渡辺正樹(26歳)ものの10分で女をおとす男・永沢と出会い、そのナンパテク=恋愛工学を伝授してもらうことに……

 

▼ あらすじ

 

● 第1話 非モテコミット

 

東京の夜景が見渡せるオシャレな場所で乾杯する2人の男、渡辺と永沢

 

「この東京の街は僕たちのでっかいソープランドみたいなもんですね」

 

「無料のな」

 

トンデモ発言を堂々とするその2人「恋愛工学」を武器に女をおとす、毎日違う女をとっかえひっかえ抱きまくるスゴ腕のナンパ師だった……

 

 

その1年前

 

特許事務所で弁理士として働く渡辺正樹(26歳)

 

カノジョ・麻衣子のために30万もするバックを貢いで、彼女の浮気を知っても別れようとはしない。一途に女性を愛する誠実な男だった

 

そうまでして尽くしてきた麻衣子は何も告げられぬまま彼の人生からフェードアウト

 

しかも、いい感じだった後輩女の引越しを手伝いに行ったら目の前で彼氏とイチャイチャ……ただの便利屋として使われて……

 

バーで友達相手にグチをこぼす渡辺

 

テーブルで飲んでる美女3人をながめていたら、店に入るなり彼女たちに話しかけ10分ちょいでキスまで持っていくナンパ師が

 

よくよく見れば特許事務所の顧客・弁護士の永沢さん

 

女とは連絡先を交換しただけでさっさと店を出て行ってしまった彼のあとを追った渡辺「僕も永沢さんみたいに……」

 

「女にモテたいのか。モテるってどういうこと?」と問い返す永沢

 

「いっしょにご飯行ったり、旅行したり…もちろんセックスもしたいです。でもそれがすべてではありません」しごく真っ当な答えをする渡辺

 

「お前、本当はセックスがしたくてしょうがないんじゃないのか?」

 

核心を突かれてしまう

 

「面白いものを見せてやる」と永沢が見せたのは、女の名前がズラっと並んだスマホのアドレス帳「この女は彼氏がいるが俺とヤった」とのこと

 

「恋愛というのは確率とスキルのゲームなんだよ。頭を使って効率よくプレーしないとダメなんだ。いいか、男のモテはヒットレシオ(成功率)×試行回数で表わされる……

 

これを最大化するため進化生物学や心理学の膨大な研究成果をもとに金融工学のフレームワークを使ってナンパ論を科学の域まで高めたテクノロジーがある」

 

「それが恋愛工学だ」と

 

「ゲームだなんて……好きになって結ばれるのが恋愛じゃなんですか!」反発する渡辺

 

「じゃあ、そんな渡辺君に女たちはどう報いてきたと言うんだい? 現実はフィクションのようにうまくいったかい?」

 

永沢の問いに返す言葉もない渡辺「僕に恋愛工学を教えてください。長井さんみたいに女に求められたいです、セックスがしたいです」

 

ナンパ師の第一歩をふみ出すのであった……

 

藤沢数希 雲井くず ぼくは愛を証明しようと思う。第1話 画像1 藤沢数希 雲井くず ぼくは愛を証明しようと思う。第2話 画像2

 

 

 

● 第2話 出会いのトライアスロン

 

さっそく、永沢先生の恋愛工学講座がスタート

 

まずは「非モテコミット」について

 

「お前みたいな欲求不満の男がちょっと優しくしてくれた女を簡単に好きになったり、もうこの女しかいないと思いつめて必死にアプローチすることだよ……

 

女はそういう男を“キモい”とか“搾取相手”としか思わないんだ」

 

続いてフレンドシップ戦略について

 

「モテない男が非モテコミットした女にアプローチするときの唯一の戦略だよ。まずはセックスしたいなんておくびにも出さずお友達になろうとする……

 

親密度を深めていって告白してカノジョになってもらいセックスする……

 

しかし女は“セックスしたり恋人になるかもしれない男”と“ただの友達の男”をすぐに分けてしまう。いったん友達フォルダに入ると男フォルダに戻るのは至難の業だ」

 

「だったら…僕はどうすれば良かったんですか?」と過去を振り返る渡辺

 

「お前は恋愛を重く考え過ぎなんだ。いや、ある意味まったく考えていない。恋愛も仕事や勉強と同じように効率よくやるべきなんだよ」

 

「モテ=ヒットレシオ(成功率)×試行回数」と例の法則を書いてみせる永沢

 

「まずは女と出会う。それから連絡先を聞いて居酒屋でもカフェでもいいから飲みに誘う。それから手をつないでキスして最後にセックスするわけだ」

 

それが一回の試行

 

一回の試行でセックスできる確率がヒットレシオ

 

そして試行回数を増やすための実践「出会いのトライアスロン」へと向かう。目標は1日50人の女に声かけ(連絡先を聞き出すためにね)

 

まずは初心者向け、男100人・女100人が参加する「街コン」へ……

 

藤沢数希 雲井くず ぼくは愛を証明しようと思う。第5話 画像1 藤沢数希 雲井くず ぼくは愛を証明しようと思う。第5話 画像2

 

 

 

● 第3話 ラポール

 

街コンにて、渡辺と永沢の前に座ったのは若くてカワイイ2人組

 

例のバーでの再現、10分足らずで彼女たちのハートをわしずかみにしてみせる永沢

 

「女は気になってる男に様々な方法で脈ありサインを送る。それを正確に読み取って適切に対応していくことが大切なんだ」

 

女から話をふくらませたがるかどうか?

 

声のトーンは? 目の輝きは?

 

などなどサインを読み取ったうえで、とどめは恋愛工学「イエスセット」

 

「恵子(ターゲットの子)が自分でビールを頼んで『おいしい』と言ってるんだから『ビール好きですか?』に対してイエスと答えるのは当然……

 

そのあと 『フォトショップ使えるんだ』と聞いて 『はい』と言わせている。こうやってイエスと言わせ続けラポールを形成する……

 

すると連絡先を聞かれたりホテルに誘われてもイエスと言ってしまうんだ」

 

ラポールとは女が男を信頼して心を開いている状態

 

そしてもうひとつの技術が「ディスり (ディスリスペクト=蔑む)」

 

ギリギリ笑える範囲で相手をからかったり恋愛対象として興味がないフリをする

 

「女はオモチャと戯れる子猫みたいなもんだ。ただオモチャを置いただけじゃダメ、動かしてやることでそれをつかもうと夢中になる」

 

そして彼女たちを笑わせた、つかみの冗談はルーティーン(台本)あらかじめ幾つか用意されていたセリフをTPOに合わせて使う

 

台本通りのセリフで気を引き、テクニックと計算で心をつかむ

 

永沢いわく「魔法の口説き文句なんて存在しない」とのこと……

 

 

レクチャーを受けた渡辺、ハッパをかけられ街コンから帰る女の子たちに声かけ。道を聞くフリをして飲みに誘う作戦に

 

慣れない渡辺のため助け舟を出す永沢

 

「2人とも可愛いからデートにいっぱい誘われたでしょ? でも好きになるかわからない男のために予定空けて何時間もデートするなんて面倒だと思わない?

 

これからすぐにデートするってのはどう? 20分だけ。今3時35分だから、そこの角を曲がったところにあるパブで3時37分に待ち合わせ」

 

これはタイムコンストレイトメソッドと呼ばれる手法

 

時間制限をつけることで、知らない男につきまとわれるんじゃないかという心配を払拭してナンパの成功率をあげる恋愛工学のひとつ

 

「ナンパというのはこういうテクノロジーの応用で結果が違ってくるんだ」と……

 

 

 

● 第4話 オープナー

 

続いてストナン(ストリートナンパ)しながら銀座のバーに向かうよう命じられた渡辺

 

当然、街コンと違って女の子たちは冷たい態度

 

スルーされまくりで、ようやく出会えた親切な2人組「銀座の300円バーって行き方わかりますか?」と尋ねる渡辺に「ちょっとわからないです……すみません」と

 

すかさず間に割って入った永沢

 

「2人は何か映画を見てきたの? ……ちょっと待って、俺に当てさせて。俺人の心読めるから。俺の目をじっと見て……」

 

相手の興味を引いて会話を広げる

 

これがいわゆるストナン、恋愛工学で言うところのオープナー

 

「こちらの性的な意図(セックスしたい)を隠して声をかける直接法と、最初から男女の仲になる意図を示す直接法がある」とのこと

 

しかし直接法では連絡先は教えてもらえない

 

道を聞いて別れてからのち、5秒くらいしてからあとを追いかけて「実はすごくタイプでした、もう二度と会えないと思って勇気を出して……」と告白

 

この直接法で、初めて独力で連絡先をゲットする渡辺であった……

 

藤沢数希 雲井くず ぼくは愛を証明しようと思う。第4話 画像1 藤沢数希 雲井くず ぼくは愛を証明しようと思う。第4話 画像2

 

 

● 第5話 メタゲーム

 

ようやく目的の300円バーに到着した2人

 

店内を見るや、すぐさま店を出るように促がす永沢

 

「俺たちはナンパというゲームを通じて一人の女を他の競争相手と競い合っている。そいつらといるより俺達といるほうが楽しいと思わせるゲームだ……

 

だがそうやってライバルと争う前に別のメタゲームをプレイしているんだ」

 

どこでナンパするかを選択する、それがメタゲーム

 

つまりは「ライバルの少ない場所を選べ」ってこと。300円バーは女に対して男の数が多過ぎる、メタゲームで敗北しているということ

 

「本当の恋愛プレーヤーはみんながナンパしないような場所でナンパするんだ」と向かった先で永沢がはじめたのは写真オープナー

 

女の子が写真を撮りたがるような場所で、写真を撮ってあげて連絡先を聞き出す

 

「返報性の原理」を応用したナンパテク

 

「写真を撮ってもらったお礼に連絡先を教えるくらいなら……」みたいな感じで……オープナーには無数の方法があるとのこと

 

 

そして最後、家に戻ると連絡先をゲットした女の子の名前と顔をリストアップ

 

「恋愛工学は“中の上”以上の女に対してのものだ」と次々とリストから消してしまう永沢。残った8人に順次デートのお誘いをかけてゆくことに……

 

藤沢数希 雲井くず ぼくは愛を証明しようと思う。第5話 画像1 藤沢数希 雲井くず ぼくは愛を証明しようと思う。第5話 画像2

 

 

 

▼ 感想と評価

 

「ぼくは愛を証明しようと思う」1巻
感想は最終巻、3巻にまとめて書きマス。

 

【ストーリー評価】★★☆(良作!)
【エロさレベル】★★☆(中エロ!)

 

 

◆◆◆ ぼくは愛を証明しようと思う。1 ◆◆◆

 

【漫画作者】 藤沢数希・雲井くず

【発売日】 2016年 7月

 

 

 

 

 

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