センチメントの行方２｜榎本ナリコ

センチメントの行方2/表紙著者/榎本ナリコ

　センチメントの行方 2巻
【漫画作者】榎本ナリコ
【ジャンル】エロい漫画
【発売日】 2018年 6月
【掲載誌】月刊バーズ
【構成】第５～７話

とくに理由もなく援交する子、リスカする子。思春期をこじらせまくった女子高生たちの複雑怪奇な乙女心。その葛藤とセックス事情を文学チックに描いた短編集。リアリティたっぷりのエロス……

▼ あらすじ

● 第５話　私は供物です (前編)

メガネッ子がコンセプトの地下アイドル「MEGA★NECO」
初の単独ライブを終え、気分はMAX
楽屋に現われたプロデューサーからは、
「何だ！あの下手なパフォーマンスは！」
お前らの代わりなんていくらでもいるんだからなっ、と
辛辣な言葉に、泣いちゃう子も
ひとり冷静なのは「あゆみゅー」こと藍川あゆみ
帰宅時、近くを通っても全く気付かないファンに、
「フン」と鼻で笑う彼女
実は、プロデューサーとデキていて……

● 第５話　私は供物です (後編)

ファンの中に及川先生(担任教師)を発見したあゆみ
イケメンで清潔感もあり、女子からも人気の先生
先生が、自分のファンだと知ったら意識せずにはいられない
とある日
ステージ後の楽屋でしくしく泣き出す新人ちゃん
「どうしたの？」と声をかけてくれる仲間に、
「プロデューサーに無理矢理ホテルに連れてかれて…」
事情をしゃべりはじめたら態度豹変
「足ひっぱった言い訳がソレ？」
口裏を合わせたような手の平返し
実は、みんなプロデューサーとはカラダの関係
あゆみちゃん、こんな泥沼から引き揚げてくれる救を及川先生に求めるけれど……

● 白と黒 (前編)

すらっと背の高い女子高生、白川純子
頭からお茶をかけられ、制服を水浸しにされ
いじめを受けても無抵抗、されるがまま
いじめを主導しているのはクラスメイト、黒沢虹美
やたら純子に執着する彼女
制服を水浸しにしたかと思えば、ジャージを貸してあげたり
パンツを剥ぎ取り、スカートをめくらせたり
純子のアソコのヌルヌルに気付いた虹美
股を開かせ、興奮しながら中をクチュクチュ
絡みついた愛液を「汚い」と純子の制服でふき取りながら、
「おまえマゾかよ？だから黙っていじめられてたんだ？」と
イジメがどんどんエッチな方向へ……

● 第６話　白と黒 (後編)

実は、ガチレズだった純子さん
「あたしは虹美とセックスしたい」とマジ告白
気後れしつつも、意地張って乗っかることにした虹美
純子には負けたくない
合鍵もらっている彼氏の部屋で、純子とレズプレイ
しかし、純子の愛をささやきに、なぜか涙が出てしまう虹美
かつては、同じ陸上部で親友同士だった２人
純子との実力差で、肩を並べられなくなり、イジけていた彼女
当時の美しい思い出さえ、壊れていくようで……

● 第７話　死を記憶せよ (前編)

お疲れ気味のサラリーマン、金田くん
たまたま見かけた女子高生に、
「カオリ！おまえ今までどうして…」といきなり声かけ
すぐに人違いと気付き、あわてて電車から下車
ホームから落下するところを、その女子高生に助けられる
心配して事情を聞いてあげる女子高生
20年前、高校時代の思い出話をする金田
カオリ(恋人)にエッチを迫るも拒否られ、
足を滑らせた彼女が海に転落
波に流され、今日まで遺体が見つかることもないまま……

● 第７話　死を記憶せよ (後編)

金田の思い出話を聞き終えた女子高生
「セックスしてあげてもいいですよ、処女じゃないけど」
そんなこんなで、ラブホに来た２人
制服を脱いだ彼女の手首にはリストカットの痕が何本も
「あたし…死にたいんです」
とくに理由もなく自殺衝動に駆られてしまうらしい彼女
「明日死ぬかもしれないから、おじさんとセックスしてもいいかな」とかなんとか……