【タイトル】 フラグメンツⅡ
【漫画作者】 山本直樹
【ジャンル】 エログロ漫画
【発売日】 1997年 9月
【掲載誌】 ビッグスピリッツ
【構成】 全8話/オムニバス
「恐怖の大王が世界を滅亡させる。早く見つけ出してやっつけないと」カミサマからのメッセージ(電波)を受信した中学生。「どうせ死ぬなら」と保健室でレイプを試みる。その後も次々凶悪事件を起こしてゆき……
▼ あらすじ
● 第1章 アナログ温泉
フィルム映画を撮りながら全国を回っているという3人組(男2女1)
他の客を交え、温泉宿でマージャン
彼らが撮った映画を鑑賞する流れになるも、正直つまらない
「若者らしい」 「高尚」といった言葉でゴマ化すもバレバレなご様子
「エロティシズムが足りない」とかなんとか、自分たちで勝手に結論出して……
● 第2章 肉彦くんとせんせい
小学校の教師をしている青木センセイ(28歳)
お見合いを勧められるお年頃
そんな彼女が気になるお相手、大人びた教え子・肉彦くん
この肉彦、いいとこの子で、学校にはナイショで青木先生を家庭教師に付けてもらう
センセイの「弱み」につけ込みエッチな要求を……
● 第3章 隣町から来たスパイ
1巻からの続き、海馬町長のメカケになったユキ子
拘束プレイ中に、海馬町と捕人町(隣町)との戦争がおっぱじまる
ユキ子をそのままに、対応に向かう町長
残されたユキ子。鳴子(海馬の妻)に媚薬を盛られたのち、町長宅に押し入った賊(スパイ)に拉致されてしまい……
● 別章1節 世界最後の日々 出発
1999年7月
「恐怖の大王が世界をメツボーさせる。早く見つけ出してやっつけないと」
カミサマからのメッセージを受信した少年(中学生)
「どうせ死ぬなら」と保健室でレイプを試みるも失敗。暴走しはじめる……
● 別章2節 世界最後の日々 コンビニ
「世界最後の7月を僕と一緒に過ごしましょう」
クラスメイトのユミコに告白した少年
ユミコの彼氏を目の前で撲殺、その場にたまたま現れた彼女の母親も撲殺
邪魔者はすべて払いのけ、車を奪って愛の逃避行
避妊具はきちんとコンビニで購入して……
● 別章3節 世界最後の日々 川
ユミコとの初体験
うまく挿入できず、あえなく失敗
神託(電波)に促されるまま、マヨネーズを潤滑油に、アナルセックスに切り替え……
お尻を貫かれ大を漏らしてしまったユミコ
「お家に帰るうっ!!」と自暴自棄になり……
● 別章4節 世界最後の日々 パーティー
助けた異常者(セーラー服おじさん)に連れられ「世界最後のパーティ」へ
演歌ショーにビンゴ大会
「恐怖の大王」をネタにしたお祭りだった
ビンゴでコンドーム1年分をゲットした少年
壇上で恐怖の大王の成りきりスピーチをしていると、キチ〇イに射撃され……
● 別章5節 世界最後の日々 世界最後の日
すでに殺人犯として指名手配されていた嘉納くん(少年)
こっそりお祭り会場から抜け出し、裏山へ逃走
ケーサツに追い詰められ、崖から転落する瞬間、ようやく正気を取りもどし後悔するも後のまつり
最後の力をふり絞って「恐怖の大王」を……
▼ 感想と評価
前半の3話は、ちょいエロな短編集
海馬、肉彦、ユキ子、登場人物の名前が1巻と同じだけど、リンクしてるのかな?
「海馬家の人々」みたいな感じで
第3章は、まんま1巻からの続きみたい
後半「世界最後の日々」はエログロなストーリー
バットで撲殺、車で轢殺、同級生を誘拐&レイプ、やりたいホーダイ
いじめで精神を病んでたみたいだけど……
散々な目に合わされて死んじゃったユミコが可哀そう
でもめっちゃエロかった
ノストラダムスの大予言とか、恐怖の大王とか、当時話題になったのは覚えてる
結局、恐怖の大王って降りてきたのかな?
2000年問題でうやむやになったんだっけ?
とても20年以上も前の出来事とは思えないなぁ。今も昔もやってる事もあんまり変わってないもんなぁ
そんな風に、当時を懐かしみたい人にもおすすめデス
【ストーリー評価】★★☆(良作!)
【エロさレベル】★★★(激エロ !!)
◆◆◆ フラグメンツⅡ ◆◆◆
【漫画作者】 山本直樹
【発売日】 1997年 9月