【タイトル】 DEAD Tube 3巻
【漫画作者】 山口ミコト×北河トウタ
【ジャンル】 エログロ漫画
【発売日】 2016年 1月
【掲載誌】 チャンピオンRED
【構成】 第11~14話
デッドチューブのターゲットに指定されたのは町谷のクラス担任・別木エリ。過熱する脱最下位争いの中、彼女をレイプ殺害しようとするグループが現われ、それを影から撮影していたのは……
▼ あらすじ
● 第11話 別木エリという仮面
夜の校舎にて
彼女をおびき出した生徒たちにレイプされながら「もっと、もっといじめてぇカズ君」とその本性を現しはじめた別木先生……
時はさかのぼること1年前
教え子・カズ君と一線を越えてしまった別木先生。しかし彼にとってそれは「遊び」でしかなく「彼女が処女かどうか当てるゲーム」だったとか
「プレイ」と称しては彼女に目隠しさせたまま、ゲームに勝った他の男子たちとセックスさせる。半年以上も生徒たちに弄ばれていたという
事実が発覚するも「彼は何も悪いことをしていない」とカズ君かばった先生
しかし、最後は彼とレイプに加わった生徒たち13人全員をその手で殺してしまう
セックスしてもすぐに萎えてしまう男たちを「カズ君のニセモノ」という理由で……(今までカズ君ひとりと思いこんだまま複数の生徒とセックスしてたからね)
舞いわく「その事件に目をつけた何者かがデッドチューブの被写体を1週間やりきったらすべて不問にすると約束したらしいの」
そして「奮発して買った強力な武器を先生には渡しておいたから」と
でもって先生を満足させる前に精力が底をついた男子たち
「お前はカズ君のニセモノだ」と断じた先生に射殺(舞が渡した拳銃で)されてしまう。逃げようとするも脚を撃たれ、頭を撃たれ、脳漿をまき散らしながら
最後は、勃起しながら撮影する町谷を逆レイプしようとするも「センセ、それは私のモノだからダメですよ」と舞が拾った拳銃で額を撃ち抜かれ……
● 第12話 完全自殺チューバー
自殺シーンを事前にセットしたカメラで撮影、ネットに投稿する学生が増えはじめる
自分の部屋でクビ吊りする者
ホームから電車に飛び込む者
死ぬまでガソリンを飲み続ける者……いわゆる「死にたがり」たち
舞いわく「これ新しいデッドチューブのゲームだよ。ルールはシンプル、自殺動画で1カ月、いちばん視聴数を稼いだ人の勝ち」
「死ぬんだからお金もらったって仕方ないじゃないか。オナニーを見せられてるようなもんだよ」と自殺動画を一蹴する町谷……
そんなある日、舞がひとりの男子生徒を連れてくる
「この人、自殺するから町谷くんにその動画を撮ってもらいたいんだって」と……
● 第13話 気力製造実験
舞が連れてきたのは見るからにネクラそうな男子・古井寿雄くん(17歳)
「死ぬの、怖くないの?」と尋ねる町谷に「全然怖くないですよ。むしろ何が怖いのか理解できない…17年生きて大体わかりました、人生なんて大して面白くないって」と……
無表情で語る彼の自殺を手伝うことにした町谷
まずは鼻を潰され入院していた水野マキ(6話参照)を古井くんのカノジョにあてがい(出演料100円支払って)毎日セックス
彼をいじめていた男子生徒は舞がシメて古井くんのパシリに
さらに毎日100万円のこづかいを与えられ、高級レストランで食べ放題。クラスメイトたちにはチップ1万円を配りまくり人望もあがりまくり……
こうして迎えた最終日
装着してから3分で爆発する首輪を古井くんに手渡した町谷
「これをはめるかどうかは君が決めるんだ」と
しかし「偽りの幸せでボクを思い留まらせようとしたんでしょうけど、ボクはそなものに酔うほど脳天気じゃない」とその首輪をハメてしまう
ここでポロポロ涙を流しはじめたマキ
「なぜ?」と尋ねる古井くんに「古井先輩が死んじゃうからに決まってるじゃないですか。確かに最初はお金目当てだったけど、あなたは私にヒドイこと何もしなかった……
わたし…一緒にいてすごく楽しかったんです」と迫真の演技で
ここにきてようやく死ぬことをためらいはじめた古井くん
最後は「首輪をはずしてください!」と泣き叫びながら人生を終えるのであった……
● 第14話 ロックリバーへ
デッドチューブの強制イベントでロックリバー島へ向かう4人
喜々として参加する舞、なんだかんだ彼女に付いていってしまう町谷、イヤイヤ同行する三輪花江、金さえ払えば何でもするヨゴレな女優(の卵)水野マキ
4泊5日の期間内に少しでも長くターゲットを撮影するというのが今回の指令
撮影時間に応じて全員に報酬が支払われるうえにペナルティもないと言う
「今回はキケンはなさそう」と安心する三輪と水野に「僕はこのデッドチューブに甘いものなんてないと思うよ」と水をさす町谷……
島で待っていたのは8人のデッドチューバたち
「無人島だからデッドチューバ以外の人はいない」とのこと。しかも「1秒撮影するごとに100万円もらえる」という破格の条件
ターゲットが何であるかは知らされないまま、一攫千金のチャンスに浮かれてパーティを楽しむデッドチューバたち……
その翌朝
最初に発見されたのは、リビングに固めて置かれていたビデオカメラの残骸
次いでテレビから流れたのはデッドチューブ運営部からと思しき「今回のターゲットは、この島のどこかにいる殺人鬼クレイジーラスカルです!」との放送
そして転がってきた「人間の首」
昨晩、町谷に「弟が病気なんだ。それでまとまったお金が必要でさ」と語って聞かせた好青年・西島秀雄の切断された頭部だった……