あらすじと感想|エログロ漫画

DEAD Tube6

 

【タイトル】 DEAD Tube 6巻
【漫画作者】 山口ミコト×北河トウタ
【ジャンル】 エログロ漫画
【発売日】 2016年 11月
【掲載誌】 チャンピオンRED
【構成】 第23~26話

 

デッドチューバが集められた無人島ロックリバーでくり広げられた悲劇、生き残ったのは町谷・三輪・水野、そしてラスカルの着ぐるみを着ていた真城舞。はたして本物の殺人鬼の正体は……

 

▼ あらすじ

 

● 第23話 フェイスオン

 

久々に町谷たちの前に姿を現した真城舞

 

町谷を誘惑した三輪を「ちょっとしばいてやろう」とクレイジーラスカの衣装を着込んで襲うも、チャックが壊れて出られなくなったんだとか……

 

こうして「舞=殺人鬼」の疑惑は晴れるも、そうなると誰が本物のクレイジーラスカルなのか? 最強の助っ人を得て今度は逃げるラスカルを追う4人

 

崖際まで追い詰めるも、例の幼い少女を人質に取られてしまう

 

「…私が誰かを当てればこの子を返そう」初めて声を発したラスカル「チャンスは1回、タイムリミットは3分、それまでに正解しなければ……この子を殺す」

 

 

ラスカルの挑発を受け、これまでの出来事を「1本の映画」として編集しはじめた町谷

 

彼の出した答えは「そう、これはミステリー映画じゃない。ホラー映画だよ」

 

 

「意味深な舞台設定に意味深な展開…それら全てにちゃんとした意味や必然性があって、それを読み解けば真犯人にたどり着けると思ってた……

 

ミステリー映画のように……だけどミステリー映画のプロットを下敷きにしたら絶対に犯人にはだと着けない……だってこの事件には『まともな理由』なんてなかったんだから

 

だから…もっと違う、まともじゃない角度から考えないと……実はこの物語にホラー映画のプロットを重ねてみると驚くほどテンプレな展開が見えてくるんだ

 

ねぇ、僕らがラスカルに襲われたタイミングで一番多かったのって何かわかる?」

 

これまで起こった事件をホラー映画に見立てた町谷

 

「ノックスの十戒(ミステリーを書く上で守るべきとされるルールのこと)……僕らがミステリーだと思い込んで選択肢から排除していたことを考えれば見えてくる」

 

そして町谷が挙げたクレイジーラスカルの正体は……

 

山口ミコト×北河トウタ デッドチューブ DEAD Tube 第23話 画像1 山口ミコト×北河トウタ デッドチューブ DEAD Tube 第23話 画像2

 

 

 

● 第24話 君の名は…

 

ラスカルの着ぐるみの下から現われたのは西島秀雄。町谷たちがロックリバー島に到着したその翌日、首だけ死体になって発見された男だった

 

「殺されたのは双子の弟ですね」と全ての謎を解き明かした町谷

 

みずから双子の弟を殺害した理由について語りだした西島

 

「弟は病気だったよ、怠慢という病……兄である俺はスポーツも勉強も人並み以上にできたけど、弟は何をやらせても並以下だった……

 

俺はね、できない人間を責めはしないよ。人には持って生まれた才能ってものがあるからね。だけど、それに甘えて努力しない人間は許せない

 

だって、才能もない努力もしないじゃあ…生きてる意味がないでしょ?」

 

その怠慢に「病名」がつき、病気を理由に堂々と怠けはじめ、兄の名を勝手に使って借金をする弟に「我慢ならなくなった、だから殺した」

 

そして双子であることを唯一活かせる、人生で一度だけ使える大逆転の完全犯罪

 

それをこの島でみせたのであった……

 

 

さて、ホラー映画をプロットに行動してきた西島

 

そこには大いにこだわりがあるようで、サバイバーガール(生還者)の資格がある人間は殺したくない。すなわち殺すのは男と非処女のみ

 

逃れられない死を前に、幼い少女の替わりにビッチ2人のどちらか、三輪か水野を道連れにしたいというムチャな要求をつきつける

 

みずから犠牲を買って出たのは三輪、少女を助けるべく西島に近づくが……

 

山口ミコト×北河トウタ デッドチューブ DEAD Tube 第24話 画像1 山口ミコト×北河トウタ デッドチューブ DEAD Tube 第24話 画像2

 

 

 

● 第25話 真城舞の場合

 

結局、デッドチューバによる「殺人鬼クレイジーラスカ撮影大会」で生き残ったのは13人中4人だけ。町谷・舞・三輪・水野、業得学園の4人

 

しかしすぐさま次のデッドチューブからのお題「15秒動画」を撮れと

 

つまりは「15秒で面白いことをやれ」ということ

 

 

それはさておき、南明里の遺言どおり彼女の取分の賞金を彼女の母親に届けにきた三輪、それに付き添う町谷・舞・水野の3人

 

ところが、娘の死を聞かされ悲しむでもなく不満ばかりをつぶやく母親

 

その態度に激怒した舞

 

警棒で女の腕をへし折るも、町谷から「これはデッドチューブじゃないんだから」と止められ「あんな母親、殺してあげたほうが明里ちゃんも喜ぶよ」と

 

家族関係にトラウマがあるのか、それともただ狂人なだけか……ロックリバー島で手駒から聞かされた「家族殺し動画」について、その真偽を尋ねる町谷

 

「私はずっと一人だよ…あ、でも今は町谷くんがいるから一人ぼっちじゃないね」

 

と誤魔化され、帰ってしまう

 

 

その日以来、学校を休みはじめた舞

 

「15秒動画」の心配をする三輪にせかされ、彼女の自宅まで様子を見にきた町谷。そこには、血のような真っ赤な液体で満たされたお風呂にひたる舞の姿が……

 

山口ミコト×北河トウタ デッドチューブ DEAD Tube 第25話 画像1 山口ミコト×北河トウタ デッドチューブ DEAD Tube 第25話 画像2

 

 

 

● 第26話 綺麗なもの綺麗じゃないもの

 

ここでちょっぴり舞の過去回想

 

優しい父と母、無邪気に姉(舞のこと)を慕うかわいい妹。しあわせだったはずの家族が、何をどう間違ったか血みどろの惨劇に

 

家族の遺体を前に「とってもキレイだよ、お父さん、お母さん、光(妹のこと)だけど…あ~あ、ちゃんと撮れてないや」とひとり平然とする幼い舞……

 

 

そこに現われたのは、心配して様子を見にきた町谷と三輪

 

お風呂一面にぶちまけられた真っ赤な液体にビックリするも血ではないとわかりひと安心。さっそく「15秒動画」のことを尋ねる三輪に、

 

「スイカ割り動画なんてどう? 真夜中に目隠しして棒を持つの。3回まわって部屋の中のどこかで寝ている家族の頭を叩き割る。どう、キレイでしょ?」

 

家族を手にかけるなどできないと反論する2人に「私だって…家族がひとりでも残ってたらキレイに全部壊してあげるのに」と

 

「やっぱり君は家族をみな殺しにしたんだね。どうして?」と尋ねる町谷

 

「もし大事なものが、たとえば髪の毛がものすごく汚れたらどうする? 切るよね、普通。できるだけキレイにチョキチョキって」それが彼女の答えだった……

 

 

自宅に戻った町谷

 

花菜(町谷の妹・中学生)の作ったカレーを食べながら、めずらしく早く家に帰った父と家族団欒。妹が「先生から頂いた」というケーキを食べながら……

 

深い眠りについた町谷が見たのは真城舞の夢

 

虫や動物の死骸を写真に収めるのが好きという、趣味を同じくする2人

 

「もしね、君が将来カメラマンになったら私のこと撮ってくれる? 君だったら私のこと、誰よりもキレイに撮ってくれると思うの」

 

との幼い彼女の言葉に「…気が向いたら」と素っ気なく答える幼い町谷

 

これが夢なのか、本当にあったことなのか、あいまなまま……

 

目を覚まし学校に向かった町谷、すると三輪から「おい町谷 今まで何してたんだよ!3日も学校を休んで!」と言われてビックリ

 

しかも彼女が見せた15秒動画、そこには「カナ」と呼ばれる少女が、舞の提案したスイカ割り動画のごとく、父を撲殺するシーンが写し出されていた……

 

山口ミコト×北河トウタ デッドチューブ DEAD Tube 第26話 画像1 山口ミコト×北河トウタ デッドチューブ DEAD Tube 第26話 画像2

 

 

 

 

 

 

▼ 感想と評価

 

「DEAD Tube デッドチューブ」6巻
感想は最新巻、21巻にまとめて書きマス。

 

【ストーリー評価】★★☆(良作!)
【グロさレベル】★★★(激グロ !!)

 

 

◆◆◆ デッドチューブ 6 ◆◆◆

 

【漫画作者】 山口ミコト・北河トウタ

【発売日】 2016年11月

 

 

 

 

 

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