【タイトル】 ギフト± 2巻
【漫画作者】 ナガテユカ
【ジャンル】 エログロ漫画
【発売日】 2015年 10月
【掲載誌】 漫画ゴラク
【構成】 第9 ~ 18話
命の大切さを説きつつ、命を踏みにじる悪には容赦しない。臓器売買グループで「解体屋」をしている女子高生・鈴原環。中国マフィアと関係のある後輩女子に目をつけられてしまい……
▼ あらすじ
● 第9話 リュウ
学校の後輩・佐藤若菜から相談に乗って欲しいと手紙をもらった環
ところが、待ち合わせ場所に現れたのは若菜の友達・亜依。連絡の取れない若菜の代わりに「バイトを手伝ってほしい」と
しかし、この亜依という少女
恋人の中国マフィア・リュウと共謀、少女たちを食いものにしていた
環もそのターゲットにされてしまう……
「佐藤若菜、水死体で発見」のニュースに驚く環
表向きは「溺死」とされるも、ウラ情報では臓器・眼球・歯が抜かれていたことから「同業者による仕業」と確信するタカシ
調べがつくまで「クジラ捕り」は延期
その間、環は亜依のバイトのお手伝をすることに……
● 第10話 ビジネス
亜依に紹介されて始めたバイト
リュウが経営しているJKビジネス
お話したりお散歩したりするだけで、お金がもらえる簡単なお仕事……だけど「お触り」を一切許さない環にクレーム続出
「あたしに触っていいのは琢磨先生だけ」と……
一方、偽名を使って闇医者をしている琢磨先生
中国マフィアから、安全・清潔な日本人の臓器を海外の金持ちたちに売る「臓器売買のビジネス化」を持ちかけられていた
「大陸に帰れ。これ以上、我々の漁場を荒らすな」
にべもなく断る琢磨先生……
● 第11話 チャラ
琢磨先生の説得の訪れたボスに同行していたリュウ
かたくなな琢磨先生に拳銃をつきつけ脅しをかけるも制止され、あっさり引き下がるボスに「老いましたね」とボソっとグチ
帰りの車の中、耳ざといボスに右目をくり抜かれてしまう……
怒り狂うリュウ
在日3世のため中国人からは同胞とみなされず、日本人からは差別され。その怒りは騙しやすい少女たちに向かうのであった……
● 第12話 共通点
琢磨先生の依頼で、環の行方を追っていた探偵・阿藤圭介
5年前、弁護士・医者・政治家やらが絡んだ「プティシャトン事件 (少女売春)」にツッコミすぎたせいで退職に追いこまれた元警官
最後まで真実を追っていたフリーライターは臓器を抜かれた状態で東京湾に浮かび、事件は世間から忘れ去られてしまう
しかし今ふたたび同じような水死体(佐藤若菜)が発見され
「環という少女と琢磨先生の過去」を追っているうち「少女買春と臓器売買は関連がある」と当たりをつけた阿藤
真相を突き止めるべく
隠し持った拳銃で琢磨先生に脅しをかける……
● 第13話 引き金
拳銃片手に琢磨先生のクリニックを訪れた阿藤
運がいいのか悪いのか、中国マフィアに建物を囲む直前に
「もしオレに何かあったときは…」と事件に関する記憶をまとめたマイクロメモリを阿藤に手渡した琢磨先生
敵を出し抜き、裏口からの脱出に成功
しかし「味方のフリ」をしたリュウの車に乗せられてしまい……
● 第14話 目的
琢磨先生を捕虜にしたリュウ
中国マフィアのボスには「さらわれた」とウソをつき、先生とつながりのある日本の臓器売買グループ(タカシたち)との交渉材料に……
クレーム続出でバイトをクビになった環
ふたたび亜依に呼び出されると、今度は睡眠薬入りのコーヒーを飲まされて……
● 第15話 猪
中国マフィアと銃撃戦を強いられた阿藤、腹部を撃たれ負傷するもピンチを脱出
しかし警察に指名手配されてしまう
警察の捜索から逃れつつ、手に入れた琢磨先生のマイクロメモリを確認するため合いカギで彼女(桜田瑞希)の部屋に
必要なものだけ借りて逃走&潜伏
ひとりでプティシャトン事件と臓器売買の真相を探りはじめる……
琢磨先生の件で呼び出しを受けていたリュウ
「残留が!」と蔑むボスにとうとう反逆
手近にあった割りばしつかむやボスの目玉にブスリ、抜き取った目玉を口の中に突っ込んでグリグリとかき回し……
● 第16話 最優先
「ボスの頭」を手土産にリュウから取引をもちかけられたタカシ
「あんたのビジネスなんて俺は知らない」とすっとぼけるも「君は極秋会会長・秋元正の御曹司、秋元崇くんだろ?」
すでに手下からトップの身元まで調査済み
琢磨先生を人質にされたまま、しぶしぶ交渉のテーブルに付くことに……
一方、亜依に睡眠薬を飲まされリュウの部屋に連れ込まれた環
ヤクを打たれてぐったりしたまま
制服を脱がされ下着一枚、レイプされる目前で目を覚まし……
● 第17話 同類
目を覚ますなり、下腹部にふれたリュウの腕をつかみ「あなた…捕らなきゃいけないクジラだったんだ」と仕事モードの環
大のオトナに伸しかかられても、首を絞められても冷静沈着
微塵も恐怖を見せない環の無機質な瞳に、逆にゾッとさせられるリュウ
「コイツは間違いなくオレと同類。人を殺している!」と……
● 第18話 解体屋
蛇ににらまれたカエルのように動けなくなったリュウ
環にキン玉にぎり潰され悶絶しているところ、シャブを打たれて意識喪失……
自由を取り戻した環
部屋に落ちていた、自分のものじゃない制服のボタンと壁一面にはりついた血痕とで、ここで何が行われていたのかを察知
捕ってはいけないクジラ
佐藤若菜の臓器が抜かれていたことを
その片棒を担いでいた亜依を呼び出すとスタンガンで一発KO……