【タイトル】 ギフト± 3巻
【漫画作者】 ナガテユカ
【ジャンル】 エログロ漫画
【発売日】 2016年 1月
【掲載誌】 漫画ゴラク
【構成】 第19 ~ 28話
在日3世のリュウ、少女買春から臓器売買まで何でもありの半グレ野郎。日本での臓器移植ビジネスを始めようとしていた中国マフィアのボスの命を手土産にタカシに取り入ろうとするも……
▼ あらすじ
● 第19話 シャチ
JKビジネスで集めた女の子たちを食いものにしていたリュウと亜依
環の後輩、水死体で発見された佐藤若菜を殺したのもこの2人であった
2人を「捕ってもいいクジラ」と判断した環
環をレイプしようと伸しかかってきたリュウの睾丸をつぶし、部屋に置いてあった麻薬を打って動きを封じる
リュウのスマホから亜依を呼び出しスタンガンで気絶させてのち、アジトで解体するためタカシを呼び出し……
リュウの部屋に捕らえられていた琢磨先生
図らずも環と再会
しかし顔面ボコボコにされ視界はぼんやり、タカシが送り込んだ手下に運び出されてお互い気づかないまま
そうこうしている間に窓から逃亡したリュウ
たまたま近くを通りかかった警官を殴り殺し……
● 第20話 快楽
リュウの部屋から見つかった顧客名簿と大量のハードディスク
そこにはとんでもない映像が含まれていた……
ネグレクトにDV、毒親のもとで育った亜依
母親の男にレイプされかかり返り討ち、めった刺しにして殺してしまう
「羊」としてリュウの元に預けられるもリストカットをくり返してばかりの不良品
出品される直前の彼女に目をつけたのは「先生」と呼ばれる男
聞屋(プティシャトン事件を追っていたジャーナリスト)の死体を「練習台」にして、臓器摘出の方法を教え込む
彼女の臓器摘出は「ショービジネス化」され見世物に
佐藤若菜もそのショーの中で惨殺されたひとり
生きたまま、友達と信じていた少女に罵倒されながら臓器を抜かれる映像が……
● 第21話 生きてるよ
そしてとうとう自分が「抜かれる側」になってしまった亜依
「あたしは佐藤若菜みたいに自分が解体される側になっても恐怖はしない。アイちゃんみたいに快楽もない
解体は殺人じゃない。命のより良い再分配
だって臓器は他の人の中で生き続けるんだから
あたしたちは友達だから。あなたの命 大事に使うね」と……
● 第22話 生きた人形
佐藤若菜の死から掘り返されはじめた「プティシャトン事件」
元刑事・阿藤圭介は、琢磨先生のマイクロメモリを元に
女刑事・桜田瑞希は、元上司で現カレシの圭介を追いつつ……
一方、すれ違っただけの林先生(琢磨先生)に「初めてのドキドキ」を感じた環に、そんな環を独占すべくウソをつくタカシ
タカシの忠実な下僕・加藤は秘密裏にリュウを手なずけ……
● 第23話 ターゲット
「性格はともかく顔だけはカワイイ」と一部男子に人気の鈴原環
クラス男子からメシに誘われるも、仕事で呼び出されさっさと帰ってしまう……
つれなくされても彼女を諦められない唯野くん
環をストーキングしはじめる
「クジラ捕り」のためターゲットを尾行する環……を尾行する唯野くん。運悪く、環の追っているクジラが「少年好き」の変態で……
● 第24話 友達
環を尾行していたことがバレてしまった唯野くん
勇気をふり絞って「友達に…」と声をかけるも「ムリ。あなたはクジラじゃないから興味ない」と速攻フラれてしまう
傷心のところ、深夜パトロールしていた警官に補導され……
ところが、彼を「補導」したのは警官ではなく環のターゲットの快楽殺人者
防音仕様の車に連れ込まれ、ガムテープで拘束されてしまう
「一度、女の子を刺しちゃったことがあるんだけど、あんまり面白くないんだねぇ。だんだん痛みに慣れちゃうみたいでさ。
君だったら飛びっきりのリアクションをしてくれそう」と
ナニをしごきながら……
● 第25話 あいたいな
少年への拷問に大興奮、ペニスをしごく快楽殺人者。ひそかに忍び寄った加藤に気づかずモロにスタンガンを食らってしまう
間一髪、警察に保護された唯野くん
一方、快楽殺人者は「クジラ」としてアジトに運び込まれ……
「オレたちが解体するのは人間じゃない、クジラなんだよ。
クジラに人権はないからね。
人権(ルール)を壊したヤツが人権(ルール)に守ってもらおうなんて虫のイイ話だと思わないか」と珍しく説教かますタカシ
しかし、その言葉が耳に届いたかどうか
恐怖と痛みで目をギョロつかせながら解体されてゆく快楽殺人者であった……
● 第26話 正義の味方
中国マフィアへの発砲事件により指名手配
潜伏しつつ「プティシャトン事件の真実」と「たまき」を追いはじめた阿藤
「もしもの時のために」と手渡された琢磨先生のマイクロメモリから子供時代の秋光家次男・崇の写真を発見
その顔は琢磨先生が探している「たまき」そっくりだった……
秋光家に出入りする車を尾行して環にたどりついた阿藤
校門近くで、彼女がひとりになったところ声をかけ……
● 第27話 深淵
「ロリコン?」と警戒しつつも、阿藤についてゆく環
人気のない倉庫へ
とりあえず信用してスタンガンを収め、彼の質問に答え始める
「ふつう移植すると拒否反応が起こって、それを抑えるためのお薬をたくさん飲まなきゃいけなんだって。
でも私あたしの新しい心臓にはそれが無いの。
拒絶反応は人格と同じなんだって…その臓器の元の持ち主の。でもあたしのはそれがない…カラッポの心臓ってかんじかな…」と
でもって「僕がきみを探していたのはある人に頼まれたからなんだ。その人は君を治したいって。その人の名は……」
琢磨先生の名を告げようとする阿藤
加藤に銃撃されてしまう……
● 第28話 廃棄処分
加藤に撃たれた阿藤をかばう環
しかし「彼のことはご心配なく。ウチの者に病院に連れていかせますから」とケムに巻かれて追い払われてしまう
もちろん、阿藤を生かしておくつもりなどない加藤
クジラとして活用することなく「廃棄処分」することに
放っておいても失血で先が長くない阿藤
油断した加藤の部下たちを撃ち殺し、唯一信じられる相手・瑞希に伝言を……