【タイトル】 ギフト± 13巻
【漫画作者】 ナガテユカ
【ジャンル】 エログロ
【発売日】 2018年 9月
【掲載誌】 漫画ゴラク
【構成】 第114 ~ 122話
【こんなマンガ】
ボスである曹良民から逃げ、環本人を手土産にアメリカへの亡命を企んでいた梨世。とうとうタカシに捕まってしまう。でもって天廻功に拉致されて以来、様子がおかしくなっていた環は……
13巻 あらすじネタバレ
● 第114話 工芸品
タカシに捕まり、これまでのことを洗いざらいぶちまけた神崎梨世
環の心臓のサンプルから得られた情報についても
いわく、心臓の弁から人工物(ナノファイバー片)が出たそうな
おそらく、不具合のあった心臓の弁だけ人工にしたのだろうと。それこそ毛細血管の一本一本再現された手作業による工芸品
工場で量産できるような代物じゃない
だから某国(アメリカ)は彼女と取引をキャンセルしてきたのだろうと……
話の途中
梨世の隔離先、秋光家別荘を囲う曹の手先たちが……
● 第115話 メッセージ
「タカシ君は逃げたほうがいいわ。曹は裏切者を生かしておかない」とカゴから出るのは諦めてしまった梨世
意外にも、そんな彼女をかばったタカシ
「目的遂行のためなら何人もの男と平気で寝る。時には殺しもいとわない。淫らで狡猾―それがおまえだろ。
そいつを最後まで貫き通せよ。本気で曹から逃げたいなら!」と
タカシも襲撃を予想していたらしく、加藤がヘリでお迎え
でもって、曹のほうも本気で襲撃する気はなかったらしく……
一方、天廻功道場から戻ってから人が変わった環
ホント、別人のように表情豊かに
ニッコリ笑顔で朝のあいさつ、クラスメイトにも愛想をふりまいて……
● 第116話 虎穴
曹の襲撃から逃れたタカシと梨世
今度はタカシの兄・渉(植物状態)がいる本宅へとご案内
「確かにおまえは医者でありながら人殺しだ。だが、ヌクイみたいなやつと違って殺しに快感を覚えていたわけじゃない。
何よりおまえは環の主治医だ」と
情がわいたのか、利用するためか、梨世を取り込もうとするタカシ……
クジラ情報を暴露したSNSアカウントから「あなたはだれ? T.H.(英琢磨のイニシャル)」というDMを一斉送信
環を釣ろうとしていた瑞希
ようやく「あなたはT.H.先生?」という返信が
それを送ってきた人物と直接会うことになり……
● 第117話 助け
しかし、DM作戦にひっかかったのは環じゃなかった
環を普通に殺すだけじゃ気が済まない、彼女の想い人である英琢磨も一緒に殺してやろうなんて迷走しはじめた男
リュウであった
「THという奴は今どこにいる?」と
瑞希の背中に拳銃をつきつけながら、人気のない屋内の駐車場へ……
目隠しされて、手を縛られ、車の中に連れこまれ
絶体絶命、大ピンチの瑞希
「やりたいならやらせてあげるわよ。あなたが全てを話してくれるならね」と虚勢を張るも、むしろこれが裏目に
その平然とした態度がリュウのトラウマ(環のこと)を刺激してしまう
首を絞められ、死を覚悟した彼女
しかし「あの子たちを救ってやってくれ。オレの代わりに……」という阿藤が彼女に託した最後の言葉を思い出し……
● 第118話 学習
プティシャトン事件を追っていること、英琢磨はすでに国外逃亡したこと
知っていることをぶちまけ難を逃れた瑞希
廣瀬に迎えに来てもらうも、震えが止まらず……
「プティシャトン事件」の名を聞き態度が変わったリュウ
「あのガキ(環)には手を出すな。二度はないぞ いいな!」
きっちり脅したうえで瑞希を解放すると、さっそく先生(加藤)に報告
「プティシャトンの件、まだ死んでいません」と……
タカシから自由を与えられ、秋光家の敷地を探っていた梨世
食い入るようにビデオを見る環を発見
彼女の母親・鈴原真琴を撮影したホームビデオを見ながらそのしぐさを真似する環。何度も何度も巻き戻しして
まるで、人形が人間になろうとしているみたく……
● 第119話 相談
内戦まっただなかの中東某国
巻き込まれた一般市民の治療に当たっていた琢磨先生。闇医者ではない、まっとうな医者として人々を救う充実した日々を送っていた
そこにかかってきたのは廣瀬からの電話
「オレたち意外にあんたを『先生』と呼ぶ人物に心当たりはないか」と
話すべきかどか、迷いながらも「リュウ」の名を告げて……
2度目の謹慎(捜査中に勝手に現場に向かった件で)が明けた瑞希
同僚たちの冷たい視線にもめげずにお仕事再開
加藤がいないスキに「サイバー犯罪対策課」へ
ウィルスでクラッシュした加藤圭介のPCデータの復元をしていた近藤君をランチに誘い出し、データを横流ししてもらおうと……
● 第120話 ためらい
妊娠しちゃった女子高生・真穂ちゃん
彼氏からは「おれの子ってことはないよな?」なんて言われてしまい、ひとりで堕胎のためのお金を工面することに……
「盗撮のバイト」を請負うも、すぐに本人(環)にバレてしまう
でもって、環の盗撮を依頼してきた男に「ヤンさん…何かほかに、割りのいい仕事…ある?」とすがりついた彼女
「場合によっちゃ本番アリ、そのかわり金はいい」
なんてヤバげなバイトに、ためらいながらも「一度だけなら」と……
● 第121話 解離
母親・真琴のマネをしはじめた環
タカシいわく「天廻功のヌクイという男を解体したあとだ。環がおかしくなりはじめたのは。元々乏しかった表情がさらに無くなり…
生きた人形と言うよりはまるでロボットのような……」
そんな彼女が唯一興味を示したのが真琴の肖像画だったとか
でもって、祖父が持っていた生前のビデオを見せたら……
そんな環を医師として分析する梨世
「『解離』ね。心の耐性が低いとき、限界を超える苦痛や感情、それらを切り離して自分の心を守ろうとする現象よ。
環ちゃんにとって限界なんじゃないの?『クジラ狩り』」と……
一方、「一度だけなら」とヤバげなバイトを受けた真穂ちゃんは……
● 第122話 理解者
環のことで悩むタカシに「あなたは曹と組むべきよ」と勧める梨世
「あなたがクジラ(臓器)狩り、そして再生医療に手を出した理由は何? 少なくともあなたのエゴだけではないはず。
合法的な臓器の不足、ますます需要を増す臓器。犯罪者のものだけではまかないきれなくなる日がいずれ来る。
そして環ちゃん。
彼女もいずれクジラ狩りが出来なくなる。
それはあなたも十分知っていたはず。その解決策としての再生医療― 違う?
再生医療の確立を急ぐなら、曹と組むのが現実的よ。
それとも環ちゃんを実験台にするような、あなたのお爺さまの遺言に、これからも縛られたままでいいの?」と……
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