【タイトル】 善悪の屑 1巻
【漫画作者】 渡邊ダイスケ
【ジャンル】 エログロ漫画
【発売日】 2014年 7月
【掲載誌】 ヤングキング
【構成】 第1 ~ 7話
おおよそ客商売には向かないカモメ古書店の店主カモとバイト店員トラ、復讐代行をおこなうウラ家業の人間。依頼を受理すれば有無を言わさず、ターゲットを拉致監禁。常軌を逸した拷問のすえ……
▼ あらすじ
● 第1話
団地で子育て中の、とあるシングルマザー
宅配便をよそおった男に「騒いだら殺すから」とナイフを突きつけられて……泣きながら駆け寄ってきたのは、まだよちよち歩き息子
わんわん泣き始めたその男の子
レイプ魔に、4階の窓か放り投げられてしまう……
それから7年後
腹を刺されたままレイプされるも一命は取り留めた母親
「カモメ古書店」という閑古鳥のなく古本屋を訪れる。実はこのカモメ古書店、知る人ぞ知る「復讐屋」であった
「息子は殺されたに、未成年だったアイツは去年自由の身に…」
泣ながらに語る彼女の顔は、憎悪に歪んでいた……
● 第2話
女性からの依頼を受けることにした復讐屋・カモこと鴨ノ目武 (かものめたけし)
相棒のトラ(島田虎信)とともにターゲットの元へ
怒りにまかせてターゲットを殴り殺そうとする虎信に対し、それを止め、スタンガンで男を気絶させのち車で拉致するカモ……
ターゲットが連れ込まれたのは、どことも知れぬ倉庫の中
拷問スタートするカモ
全裸で椅子にくくられ身動きとれないまま、大きな声を出せないように「声帯」をカッターで切られ、ブチブチと「睾丸」を切除され……
「…そいつと話させてください」と現れたのは一部終始を見ていた依頼人
「よくも息子を殺してくれたわね」
男の首に手をかけながら怨みをぶつける彼女に「ゴメンなさい…後悔してます…助けてください」とザンゲする犯人
しかし、子供殺しの白々しいザンゲの言葉などカモの耳には届かない……
● 第3話
すこし気の弱そうな少年・夏樹くん
下校時に、目の前に落ちてきたのは自分の机
ギャハハと笑いながら「わりぃ 手がすべった」とあやまったのは、謝罪の意思などまったくないクラスメイトのいじめっ子
授業中に卑猥なセリフを言うよう命じられ
女子たちの前でオナニーするよう強要されて、逆らえば集団暴行
見て見ぬふりをするどころか、彼の頬をひっぱたいて脅迫する教師。絶望した夏樹くん、ドアに首をくくって自殺してしまう……
残されたのは唯一の肉親であるおばあちゃん
孫の無念を晴らそうと、遺書を片手に「カモメ古書店」へ……
● 第4話
狭い路地裏、いきなりワゴン車で轢かれた少年3人
どことも知れぬ倉庫に拉致され、手カセをはめられ身動きとれず
もうひとり、連れてこられたのは夏樹くんを絶望に追いやった担任教師。有無を言わせず、両目をガスバーナーで焼かれてしまう……
その壮絶な光景に、必死で自己弁護する少年たち
「マジでもうしねぇから。未成年には更生のチャンスを与えるのが常識でしょ。オレらもう絶対に調子のんないからっ!」
両目を潰されながらも、それに同調してする教師
「犯罪行為」だの「道徳的に許されない」だの
もちろん、そんな白々しい言葉などカモの心には響かない。全員、眼球を焼かれ、声帯と耳の奥にある規管を切られ……
● 第5話
今回「カモメ古書店」を訪れたのはヤクザ
……ではなく刑事
「彼女の探している本を見つけてあげただけ」と暗に復讐屋に新規のお客を紹介してくれる、鴨ノ目武の叔父さんだった
カモの裏稼業を知ったうえで放置・利用していた……
今回の依頼者は、被害者のお姉さん
ナンパ男から助けるフリして、下校中の彼女の妹を車に押し込んだ男たち。おぼこの少女を8日間にわたり100回以上犯したそうな
犬の恰好をさせられ、気に食わなければ殴られて
顔面は倍以上に腫れあがり、最後は山奥に放置
その犯人のひとりが別件で逮捕され、ようやく保護されたその少女。最後まで苦しみ抜いて死んでいったとか……
● 第6話
妹を弄んだ男への復讐を「カモメ古書店」に依頼したお姉さん「あの男を同じくらい苦しめて殺してください」とのリクエスト……
「証拠不十分で不起訴」で釈放された主犯格の男
自宅に戻ったところトラに殴りたおされ拉致監禁
少女の肛門に異物挿入したその報復に、ケツの穴に「焼けた鉄パイプ」をブスリ。脅迫から命乞いに態度を急変させるも効果なし
「クズ野郎は許さないよ、絶対にね」
顔色ひとつ変えずに拷問をつづけるカモ……
● 第7話
今回ちょっぴり毛色の違うお客さん、ちょっぴりオシャマな女の子
泣きながら「モーちゃんの仇を…とって」と
聞けば、小学校に侵入した悪ガキたちが、飼育されていたウサギのモーちゃんをボール替わりに蹴り殺してしまったとか
その少女に、亡き娘の面影を重ねたカモは……