【タイトル】 外道の歌 3巻
【漫画作者】 渡邊ダイスケ
【ジャンル】 エログロ漫画
【発売日】 2017年 4月
【掲載誌】 ヤングキング
【構成】 第18 ~ 25話
自転車事故がきっかけで、家を乗っ取られ、家族を洗脳されてしまった一家(善悪の屑2巻より)主犯だった老婆はカモに処分されるも、この老婆には「後継者」と思しき5人の養子がいて……
▼ あらすじ
● 第18話
深夜遅くまでゲームしていた奈々子
「なんや おまえまだ起きとったんか」とトラに声をかけられ、なんやかやで一緒にプレイすることに
「オトギリの夜」というアドベンチャーゲーム(「弟切草」と「かまいたちの夜」を掛け合わせたような……)
主人公を「カモ」と名付けてプレイスタート
訪れた旅館でオーナーに顔面パンチかましてタイホ(ゲームオーバー)
いきなり食卓をひっくり帰してタイホ(ゲームオーバー)
まったくアドベンチャーゲームには向かないトラ。奈々子のアドバイスどおり、自分の思ったのと反対の選択肢を選んでいくと……
● 第19話
老齢の両親と、50代の兄と、40代の妹夫婦
5人暮らしの一家に上がり込んだとある女・榊奈緒子
赤の他人ながら、家族全員を洗脳し、両親を殺させ、それをネタにさらに金を引き出し、使えなくなったら殺害。骨の髄までしゃぶり尽くす詐欺師
その手口は、かつてカモに処刑された老婆と全く同じ(善悪の屑2巻参照)
それもそのはずこの女、あの老婆の養子であった
半年以上も行方不明の「ママ」の消息を追っていた……
● 第20話
「ママ」の養子たち、詐欺師を生業とする5人組
まず訪れたのはママが最後の仕事をした「あの一家」
残っていた夫婦を拷問にかけて情報をひきだすも、肝心のカモを頼ったマイはすでに交通事故でお亡くなりに
地方(香川県)に就職した兄の元まで訪ねて(脅しに)ゆくと「そういえば隣に住んでる小学生の女の子から聞いたと言っていました」と
カモメ古書店となじみの女の子・愛美ちゃん
詐欺団のターゲットにされてしまう……
● 第21話
愛美ちゃんからカモトラの情報をひきだそうとする奈緒子
それっぽい作り話で同情を買おうとするも「お姉さん 悪人っぽいもん」と仲介を断られ、本性をむき出しにする……
その手口は「ママ」と全く同じ
夜、愛美パパの自転車にワザとぶつかり……
● 第22話
後日、愛美パパの元に示談に訪れた詐欺師たち
彼の職場の得意先の関係者をよそおって「治療費の全額負担」を要求。あくまでも治療費だけを求める善人をよそおって
ハイエナの本性などおくびにも出さず……
でもって、その詐欺師たち
パパに「上京した従姉弟を泊めてあげて欲しい」と頼み事。仕事の関係者ということもありムゲにはできず……
● 第23話
意外と気さくな来客(詐欺師)に気を許したパパ
酒盛りで酔っぱらい、寝込んだスキに首吊り自殺をよそおい殺されてしまう……
金よりも「ママの復讐」を優先したかった奈緒子
パパを亡くし傷心の母娘の家に忍び込み、母親を人質に
幼い愛美ちゃんに「お前のせいでパパは死んだんだ。もし話さなければ次はママが死ぬことになる。2人はどこにいる?」と……
● 第24話
そんなこんなで割れてしまったカモトラのアジト・カモメ古書店
ひとりは見張り、ひとりは車で待機
残り3人で突入、寝込みを襲う用心深い作戦だったけど……
侵入者に、最初に遭遇したのはトラ
タックルでトラからマウントを取ったうえボコボコにする怪力女
しかし、実はこの襲撃を事前に知っていたカモとトラ
愛美に情が移ってしまった葉介(詐欺グループのひとり)がスマホを手渡し、愛美からトラへと連絡が行っていた……
背後から現れたカモに一網打尽にされた実行組の3人
ひとりは金づちで脳天を強打、トラをボコボコにした女は鉄板入りのブーツで喉を潰され絶命。主犯の奈緒子は捕らわれの身に……
● 第25話
詐欺師たちを撃退したカモとトラ、まずは愛美ちゃん母娘を助けに向かう
母親は気絶しているだけで無事
でも「私のせいでパパが…」と泣きじゃくる愛美ちゃんに、普段は何があっても無表情を崩さないカモも悲痛な表情に……
むしろ先に死んでいったほうが幸せだった
と思えるくらい、奈緒子に与えられた拷問は壮絶だった
血しぶきを抑えるためにビニールシートで囲まれて、つま先から徐々にヤスリで削られてゆく刑。ふと横を向けば、首だけになった仲間の頭が……