【タイトル】 シマウマ 9巻
【漫画作者】 小幡文生
【ジャンル】 エログロ漫画
【発売日】 2014年 2月
【掲載誌】 ヤングキング
【構成】 第12話 つづき
デリヘル店長・細村から依頼を受け、消えた女たちの行方、ホストクラブ・キャスバルとその元締めレムについて調べはじめたドラ。出て来たのは「掃除屋・臓器売買」といったキーワード……
▼ あらすじ
上(組上層部)の命令で回収屋への依頼と取り下げた細村
ドラともめていたところ、現れたのはデリヘル嬢のひとりナオ
細村とは雇用関係以上の個人的な付き合いがあるらしい彼女、止にも入らず、ケンカが終わるまでビール片手に高みの見物
ところが「消えた女たち」の話になると黙ってはいられない
「行方不明」に彼女の友達も混じっていた
細村の制止も聞かず、事務所をあとにするドラを追っかけて……
追っかけてきた女・ナオを利用すべきかどうか悩むドラ
「ナオを使えばレムを釣れるけど、きっとこの女は殺される」と
しかし、そこに現れたのはアカ
「迷う必要なんてないじゃん こんなおいしい仕事」とドラを挑発。ナオをエサにしてレムに「回収」をかけはじめる……
キャスバル臨時休業中
思い思いに過ごす従業員(ホスト)たち
ある者は袋小路で襲撃されて
ある者は女と店裏でパコっていたところ斬りつけられて
血の雨を防ぐためにレインコートを着込んだ若い男、キャスバル従業員をひとり、またひとりと殺害してゆく
その遺体は、丁寧に車へと運び込み証拠隠滅
残されるのは血の雨だけ
そして、アカの情報を元に、独自にキャスバル従業員を追っていたナオ。レインコートの死神と遭遇してしまう……
同じく、キャスバル従業員に「回収」をかけるアカ
野菜の皮を剥くように、捕えた男の腕を皮むき器でザクザクと裂いていた
そこに現れたのはドラ
「あの女(ナオ)には手を出すな」とわざわざクギを刺しに来るもあとの祭り。すでに「エサ」として送り出されたあと
きっちりアカをシメてのち、ナオの行方を追い始める……
ナオと連絡が取れないことに焦る細村
事務所に戻ると、内臓を抜かれた加藤(下っ端ヤクザ)の遺体が……
「レムの仕業だ」と確信する細村、退職金代わりに金庫から札束をひとつかみ、部下に渡して逃げるように指示
残った2百万弱をドラに渡して「回収」を依頼
そして急ぎ駆けつけた兄貴分のヤクザ・桜井に「もし刑事時分からの横流しがバレたら…」と脅しをかけて「最後のお願い」を……
ここで過去回想、刑事だったころの細村
シャブ中毒の男にナイフを突きつけられた女子高生(ナオ)を助けようとするも、逆上した男に襲いかかられて発砲
半身不随にしてしまう
しかもその男、ナオの父親だった……
寝たきりになった父を介護するためか、自暴自棄になってか、援交で稼ぎはじめたナオ。止めたいけど止められない細村
いつの間にやら刑事を辞めてヤクザの子分
デリヘル店店長となり、より安全にナオが働けるように……
そんなこんなでレムの行方を追うドラ
ナオを助けるため同行する細村
シマウマともレムとも繋がりのあるヨゴレ刑事を拉致監禁。ボコボコにしたうえ「実の娘」とのハメ撮り動画を撮影
「これをバラまかれたくなかったら…」
なんて脅せば、一も二もなくゲロするヨゴレ刑事……
ヨゴレ刑事の情報を元に、訪れたのは人気のない倉庫
しかし、身を潜めていた「レインコートの死神」に背後から斬りかかられて細村が負傷。かまわずタックルで応戦する細村
ドタンバタン暴れ回る中、テーブルの上からゴトンと落ちたカタマリ
他ならぬ「ナオの頭部」であった……