【タイトル】 シマウマ 18巻
【漫画作者】 小幡文生
【ジャンル】 エログロ漫画
【発売日】 2018年 4月
【掲載誌】 ヤングキング
【構成】 第16話 (転) つづき
シマウマ死亡、アカは意識不明の重体、ひとり回収屋の看板を背負うドラ。立て続けに襲ってくるチンピラを撃退するも、それを指揮していたのは死んだはずの回収屋創設者・高城であった……
▼ あらすじ
吉田総合病院の地下にて
ドラをトップとした「新・回収屋」を襲撃したのは回収屋の創始者・高城であった
数にものを言わせて押し切ろうとする高城
みずから盾となりドラたちを逃がそうとするジョディー
立ち去ろうとするも「父親」を自称する高城にショックうけるドラ
いろいろ聞きたいけれど、盾となってくれたジョディーの犠牲をムダにするワケにもいかず、父子問題はうやむやのまま……
意識不明のアカを連れ出し、回収屋事務所に戻ったドラたち
待っていたのは、行方不明だったキイヌ
「シマウマからの置きみやげ」とのことで事務所の権利書をドラに手渡しに。ドラの質問を思わせぶりなセリフでいなして
シマウマのいなくなった回収屋に復帰するのであった……
そんなキイヌが連れてきたのは、とある少年
アル中の暴力オヤジのせいで母親が自殺したとか
子供相手でもきっちり規定の料金(前金200万・成功報酬500万)を請求するドラに「ボクの保険金で…(父親のかけた)」と
文字どおり命がけの依頼であった……
さっそく拉致され椅子にくくりつけられたアル中オヤジ
目の前には、拷問の権利をかけて「競り」をする仮面の男たち
爪を剥がすのに2~3万
金づちで指を潰すのに5~10万
足首をノコギリで斬り落とすのに30万、目玉をくり抜くのに200万……ってな感じで飛び交う狂気に、鼻水垂らして青ざめるアル中オヤジ
ふと横を向けば、青ざめた顔で見守る息子
ドラから「…今ならまだ間に合う、中止することもできる」と最後のチャンスを与えられるも「お願いします」とGOを出し……
ブブブと、回収(しごと)中に少年のケータイにかかってきた電話
少年に回収屋を教えた男、高城からだった
ドラに代わると「オレからの依頼も引き受けてくれよ、オレの不用品も引き受けてくれねえか?」とかなんとか
指定された場所へ
バーZEBRAへ行くと、段ボールに詰められていたのは今回のターゲット・網川の情報と前金の1,000万
そして、ジョディーのものと思われる切断された手足が……
ところがどっこい
電話の向こうで高笑いしていた高城を襲撃したのは、ターゲットにされた網川
高城のケータイを奪い取るや「悪いな回収屋、その仕事はキャンセルだ」と
実はこの高城
「ホンモノの高城」に洗脳されたニセモノであった
加藤裕一36歳、強姦傷害の前科2犯、元格闘家。シマウマが「回収」したターゲットのひとりで、崩壊した顔面を「高城」に整形したとか
「網川、フォー、高城の3人はホテル『sofitel』にいるわ。たぶん、そこにジョディーも…」と情報をリークするキイヌ
網川と回収屋を行ったり来たり、どっちつかずの女であった……
そんなこんなで、ホテル『sofitel』にやってきたドラとエル
ベッドに寝されていたのは、内臓をごっそり抜かれたのち生命維持装置でかろうじて生かされている弱りきったジョディー
急きょ吉田を呼び出し、処置を頼むドラ
しかし、もはや手の施しようもなく生きる屍状態
泣く泣く生命維持装置を止め、その最後を看取ることに……
ジョディーの亡骸を吉田にあずけ、事務所に戻ってきたドラたち
ところが、意識不明のアカの姿が消えていた
自力で動けるはずもなし、何者かによる拉致を疑うドラ。真っ先に思い浮かんだのはアカを憎んでいたサトシのこと
サトシのいる「後始末」の倉庫へ……
やってくるなりサトシを殴り飛ばしたドラ
しかし、処置台に安置されていたのはアカではなくドテチンの遺体
そして顔面崩壊したまま吊るされた高城……に化けていた加藤裕一(36歳)回収にかけられ、何者かに利用された哀れな男
それでもジョディーの仇を許してはおけない
殺しにかかるドラ
「アナタがたの復讐のために彼を連れてきたわけじゃない」と止めに入ったのはフォー
「アールの仇」とフォーに襲いかかるエル
手の空いたドラに殴りかかる網川
乱戦モードの中、スタンガンで待ったをかけるキイヌ
一時停止したところでドラのケータイにかかってきた電話、その相手は……